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平成29年3月、幼稚園教育要領や保育所保育指針、幼保連携型認定子ども園教育・保育要領が改訂され、令和2年には新しい小学校学習指導要領が全面実施されました。
学習指導要領の改訂においては、「幼児期と小学校教育の接続」も大きなテーマの1つとなっており、本町で昨年度から取り組んでいる「みづまろキッズプラン」もこれに繋がるものです。
就学前の保育・教育に関わっては「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」が示されています。
10の姿
(1)健康な心と体 (2)自立心 (3)協働性 (4)道徳性・規範意識の芽生え (5)社会生活との関わり
(6)思考力の芽生え (7)自然との関わり・生命尊重(8)数量・図形、文字等への関心・感覚
(9)言葉による伝えあい (10)豊かな感性と表現
前回のブログで紹介した「ビオトープづくり」。
ビオトープをつくる過程での子どもたちの姿を「幼児期の終わりまでに育てたい姿」と併せて考えるなら、「思考力の芽生え」「豊かな感性と表現」「自然との関わり・生命尊重」「言葉による伝えあい」「協働性」等があてはまるでしょうか。
「思考力の芽生え」に関わる部分が、今の就学前保育・教育の弱いところとも言われています。
子どもの心が動かされ、ときめいたりひらめいたりする一つひとつが「思考力の芽生え」につながります。
「みづまろキッズプラン」においても「思考力の芽生え」を中心に、アプローチカリキュラム及びスタートカリキュラムの作成をめざしています。
その具体的な方策の一つが「かがく遊び」。
今年度も具体の取組を紹介してまいります。
(中村りか)