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6月30日(木)、大阪府松原市にある「木の実幼稚園」へ保育参観のため訪問しました。
民家や道路に囲まれた町中にありながら、ケヤキやメタセコイアの並木道、ビオトープ等の豊かな自然環境が園内に広がり、園舎内も木のぬくもりのある落ち着いた空間が随所にあります。
「こども環境学会デザイン賞」を受賞されたとか。
木の実幼稚園では、クラス全員で取り組む活動(全体活動)と、興味のある遊びを自分で選んで取り組む活動(コーナー活動)の2つがあります。
どちらの活動にも子どもが主体的に関わることで、全体活動とコーナー活動が遊びを通してゆるやかにつながり、学びが深まっていくという流れが大切にされています。
本町で取り組んでいる「みづまろキッズプラン」と重なる考え方、そして今後参考になる具体的な活動に触れることができました。
また、「全体活動とコーナー活動」は、就学後の一斉学習とその後の個に応じた学習に繋がる部分もあるようにも感じました。
子どもたちは、のびやかに自分が興味・関心をもつ遊びに没頭し、また物怖じすることなく来訪者に話しかけ、遊びの世界に誘ってもくれました。(^^♪
コーナー遊びについては、次の機会にもう少し詳しく紹介したいと思います。
紫陽花の花の写真をじっと眺めている子どもがいて、教えてくれました。
「紫陽花の花は一朶(だ)、二朶って数えるねんで」
花に興味を持った子はさらに深く追究できるよう、各お部屋には関連本も置かれています。
子どもの頃、私は紫陽花といえばカタツムリのほう。
葉の上にいるカタツムリを観察し、「カタツムリには家がある。中にはテーブルがあり、そこでご飯を食べるのかな?」なんて空想したことを思い出しました。何となくテレビも持っているような気も……。
紫陽花には「雨」ですが、いつの間にか梅雨もあけ本格的な夏の到来です。
(中村りか)