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10月26日(水)、役場委員会室において「カリキュラムマネジメント研修」を行いました。
対象は小・中学校長です。
「カリキュラムマネジメント」とは、次のようにまとめられるでしょうか。
*教科横断的に生活と結びついた学習内容・活動を考案し、且つ子どもたちが必然性・必要性を感じながら学ぶことができる単元構成を考えるもの
*教科に限定されない汎用的な資質・能力を、様々な教科・領域で総合的に育成する視点でカリキュラムを考案するもの
また、「みづまろキッズプラン」とも関連しますが、「スタートカリキュラム」を考えることは学校全体のカリキュラムマネジメントの活性化にもつながります。
本研修は、大阪教育大学の田村知子教授を講師として招聘。
田村先生は、「カリキュラムマネジメント」の第一人者です。
印象に残った内容を紹介すると……
*学校長が経営ビジョンをもつことは当然だけれど、それを上意下達でおろすのではなく教職員の願いやビジョンも取り入れつつ共に創りあげていくことが「強い学校」につながる。「共創」という表現をされていました。教職員と共に学校目標を考えることで、職員一人ひとりが自分事として捉えることができますね。
*安心できる組織、学校の風土づくりが大切。大人も子どもも同じですね。
*「総合的な学習」の時間は「カリキュラムマネジメント」の要にしやすい。次年度の「総合的な学習」の時間が、子どもが憧れる、本気で取り組みたいと思う、追求する価値のある課題の単元で構成されますように。
今後、カリキュラムマネジメントを意識した具体的な実践事例も紹介できたらと思います。
(中村りか)