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山田町長の年頭訓示の中で「STEAM教育」について触れられていました。
以下、引用します。
「STEAMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art/Arts(芸術/リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字を組み合わせた言葉で「理数教育に創造的な教育を加えた分野横断的な学び」を指し、教育界で世界的に注目されています。島本町で取り組んでいるみづまろキッズプランに通ずるところもあります。これからの時代、AIなども発達し、技術革新がますます進むからこそ、人間の持つ創造力がより求められていきます。創造力とは自ら問いを立てて、新しい何かを創り出していくことであり、STEAM教育は異なる分野を横断し掛け合わせることで、その創造性を生み出していく学びです」
昨年度より「みづまろキッズプラン」の一環として、保育所、幼稚園で「かがく遊び」を中心とした「遊びの中の学び」を保幼小協働で研究しています。
上の写真は保育所で「磁石遊び」を行っている様子。
「すごい!」「なぜだろう」と驚いたり感動したり不思議に思ったりすることで「問い」が生まれます。
さらに「こうしたらどうなるだろう」「もっと面白くあそぶためにどうしたらいいのだろう」と試行錯誤するうちに、ますます探究心や想像力が培われていくのではないでしょうか。
第二保育所では1月21日(土)に、保護者の方々を招待しての「おたのしみ会」が予定されています。
子どもたちは、それに向けて「音楽」「人形劇」「けん玉等、得意技の披露」「宝さがし」「ボーリング・的あて」等々のコーナーを準備中。
そのコーナーも保育者(大人)が提案したのではなく、子どもたちから生まれたもの。
「お家の人に何を見てもらいたいか」「どんな風におもてなしをしたら喜んでもらえるか」
子どもたちの発想や願いをベースにして発展していったものです。
文部科学省からの新学習指導要領にSTEAMの言葉はありませんが、土台となる理念は同じです。
例えば「主体性」や「社会との関わり」を重視する取組等は、STEAM教育の基本方針と合致するもの。
上に一例として挙げたような幼児期からの学びの姿勢が、就学後も理数教育のみならず全ての教科、そして生活面において発揮されることを願っています。
(中村りか)