教育長ブログ　～すくすくウォッチ～

　大阪は去年より25日も早く、16日に1951年の統計開始以来最も早く梅雨入りが発表されました。その分、早めに梅雨があけるかというとそうでもないようで、長梅雨の可能性もあるようです。

　さて、今年度より、小学校5，6年生対象に「すくすくウォッチ」が実施されます。5年生には国語・算数・理科の教科問題、そして5，6年生ともにわくわく問題（教科横断型問題）、児童アンケートが課されます。（結果は「個人票」として、後日一人ひとりに返されます）

　「すくすくウォッチ」は、子どもたちに各教科の学力に加え、他の様々な力を育むための大阪府としての取組です。

　各教科固有の学力以外の様々な力……、例えばねばり強さや好奇心等、「見えない学力」の育成もねらいとされています。また、問題解決力、論理的思考力、言語能力、情報活用力、コミュニケーション力等は、これからの子どもたちに求められるものであり、教科等を横断して育成されるものです。
　各校とも、総合的な学習等で教科横断的な工夫された取組がなされています。今後、折に触れ実践を紹介できたらと思っています。

　これからぐずついた空模様が続きそうです。梅雨を「五月雨（さみだれ）」というのは旧暦に由来するそうですが、今年に関しては違和感がありませんね。
他に梅雨を表す言葉として……
　梅の実が黄色く熟するころに降る雨→「黄梅の雨（こうばいのあめ）」
　麦が熟するころ降る雨→「麦雨（ばくう）」
　雲におおわれた薄暗さ→「五月闇（さつきやみ）」

　季節や自然に関わっても、豊かな日本語……。そんなことに心を向ければ、ややもすると洗濯物も乾かず、うらめしくなる空の色合いも味わい深いものになるでしょうか。

　梅雨前線の影響で被害の出た地域もあります。島本町も本日5時8分に「大雨警報（土砂災害）」が発表されました。役場では即配備体制が敷かれ、見回り等を行っております。
　梅雨や台風は「空の給水車」とも言われるとか。風水害をもたらすものではなく、恵みをもたらす慈雨でありますように。

（中村りか）