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9月27日(月曜日)、14時より第一幼稚園において「第4回みづまろキッズプラン策定委員研修会」が開催されました。(大阪大谷大学 小谷卓也教授を招聘)
研修会前半は、講師の先生による行動分析。実際に保育所で試行された子どもたちの遊びの様子を見ながら行われます。同じ遊びでも発達年齢によって反応が異なるのが興味深い。
後半は、これまでの研修同様、保育所、幼稚園、小学校の保育士、教職員が協働し、「遊び」を通しての学びを考案しました。
テーマは「斜面転がし遊び」。
今回の研修会には町長も参加され、冒頭の挨拶では小学校の教職員に対して次のように言葉がけを。
「本研修会で得たこと、学んだことを小学校の場で広く伝えて欲しい。インフルエンサーになっていただきたい」
これまで就学前の幼児と小学校の児童とのイベント等の交流はありましたが、保・幼・小の保育士、教職員同士が対話、特に保育内容や教育内容についての対話を重ねる場はほとんどありませんでした。
保幼小接続は学びの芽生えの時期から自覚的な学びへの移行期です。これは教科や領域等を意識しない未分化な状態から、教科や領域を意識する状態への移行でもあります。
ただ子どもたちは、入学式を境に切り替わるわけではありません。これまでの「遊び」を中心とした学びから、すぐに学校の文化・制度に順応できない子どもたちも少なからずいるのではないかと思います。
制度や文化の違いはあるけれど、幼児期の「遊びが学び」という姿勢に学ぶところは大きいと思います。
保幼小それぞれが互いの違いを見つめ合い、互いの良さを取り入れることで双方ともに保育や教育の視野が広がり、ひいては学校改善につながるのではないでしょうか。
(中村りか)