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10月29日(金曜日)、第二中学校の学校公開に、多くの保護者が参観に訪れていました。
四字熟語が掲示された階段、各委員会の取組をまとめたもの、各学年や部活動からのお知らせ等、至るところに工夫を凝らした掲示がなされていました。
すべての学年で授業公開がされていたのですが、今回は2年生の授業風景を紹介します。
社会科(島本町の現状と課題)
地理の学習として中国・四国地方の学習後、自分たちの住んでいる島本町の現状や課題について多面的・多角的に捉え考察し、「島本町活性化計画」を提案するという学習内容。
生徒たちは身近な自分たちの生活と繋げて考えます。島本町の強み(魅力)と弱みを見つけ、それらを基にどうすればさらに活性化できるかを提案していました。
自分自身が実際にまちづくりに携わり、地域をより良くしていこうという参画意識……「自分が参画することで現実の社会をより良く変えることができる」という自信を子どもも大人も持つことができればいいですね。
調べ学習、発表の手段としてタブレットが有効に活用されており、生徒たちは手慣れた様子で操作していました。
国語科(古典に学ぶ「枕草子・徒然草」)
クラスメイトの作品(随筆)を読み、「推敲」することが本時の目標。
その随筆は、「枕草子・徒然草」を学習後、教材を基に自分自身の日常と重ね合わせて書かれたものです。
この教室でもグループ学習やタブレット活用が取り入れられ、学習活動が展開されていました。
生徒たちの作品(随筆)を読んで、1000年前の人たちと変わらない感性、ものの捉え方が現代に脈々と流れていることを感じました。
日常に流され、最近ゆっくり空を見上げることもない今日この頃。
たまには平安人(へいあんびと)に倣って秋の夕暮れを「あはれ」と感じたり、夏とは異なる秋の雲の形を楽しんだり、澄んだ空の青さに心遊ばせたいものです。
(中村りか)