本文
島本町立の小中学校には、各校1名の学校図書館専属職員が配置されており、読書指導、読書活動の推進や学校図書館の整備に努めています。学校図書館には、季節に関係のある本や授業と関わる本が展示され、さりげなく置かれたぬいぐるみや季節の飾りがあたたかい雰囲気を醸し出しています。
1カ月に1回、各校の学校図書館専属職員が集まり、情報交換等、連絡会を行っています。(小中の専属職員が合同で集まるのは学期に1回)
10月19日(火曜日)、15時30分より第三小学校で開催された連絡会では、「読書の秋」ならではの各校の取組が紹介されました。
取組のいくつかを紹介します。
*本の分類の方法を理解するためのビンゴゲームやスタンプラリー
*POPづくり *読書郵便 *ビブリオバトル
*管理職と今一度図書室の使い方を確認し教職員に周知
*ブックガイド(学校の教職員にお薦め本の紹介を書いてもらった冊子)
*アニメや映画化、ドラマ化された原作本の紹介
学校の全教職員を巻き込んでの読書推進活動や児童生徒の興味・関心を引き出すための工夫が、どの学校においてもなされていました。
学校図書館は、児童生徒の豊かな心を育む読書センターとしての機能や自発的・主体的な活動を支援し、教育課程の展開に寄与する学習センターとしての機能も果たします。
そして学校図書館はただそこに本がある場所ではなく、そこで人と関わり、多種多様な活動が行われる場所でもあって欲しいと願っています。
本を仲立ちにしたコミュニケーション。学校図書館専属職員の大切な役割は「本と子どもをつなぐ」、そして「子どもと子どもをつなぐ」こと。人がいて、ぬくもりのある学校図書館……。きっと、豊かな言葉の世界へ誘って(いざなって)くれることでしょう。
(中村りか)