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5月、6月と公立保育所では、子どもたちにとって「初めてのおやつ」が出されます。5月は先日のブログでも紹介しましたが「豆おにぎり」、6月は和菓子の「ねりきり」が登場します。
↑ 写真は4月の「山桜」。食べるのをためらってしまうほど愛らしい。6月に子どもたちにお目見えする和菓子は「竹」。お菓子を彩る季節感もいいですね。
初めての「餡」を用いたお菓子なので、餡を苦手に感じる子もいるのでは?という心配もあります。子どもたちの様子を見ながら、今後も継続して提供するかどうかを考えます。
当日、どんな風に活動を進めようか?
せっかくだからお茶を点てて、お抹茶も体験してみようか?
掛け軸、お花も飾ってみようか?と様々なアイデアが次々に湧いてきます。
「和」を味覚だけでなく、身体全部、五感で味わおう!という感じですね。
黒文字楊枝(和菓子用の楊枝)と懐紙も用意しました。
遊び心で保育を! その活動をめいっぱい楽しもう!という保育者の姿勢が感じられます。
(中村 りか)
~第二保育所長よりメッセージ~
子どもたちにいろいろな食べ物を経験してもらいたいという思いから、栄養士さんとも相談し、6月に和菓子(ねりきり)をおやつの時間に取り入れてもらうことになりました。
私の幼少期、母にお茶席に連れていってもらうことがありました。正座して和菓子をいただき、お抹茶という少し大人っぽい味を経験する……、この日本の伝統の心地よさとふだんと違うピリッとした気持ちになる体験は、大人になってもずっと身体に染み込んでいます。
三が日は和菓子とお抹茶で新年を迎えるのが楽しみの一つです。我が家のお正月の行事でもあります。家族が美味しい和菓子とお抹茶で笑顔になれる、日本の伝統を楽しめる幸せを感じています。
この日(和菓子がおやつに出る日)、保育所の年長児さんと簡単ですが日本の伝統を楽しめたらいいなと思います。
第二保育所長 西郷 志保子