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先日紹介した保育の続きです。
4種の豆(そらまめ、スナップエンドウ、えだまめ、えんどうまめ)を心ゆくまで触ったり、頬にあててその感触を楽しんだり、匂いをかいだりした後は、様々な活動へ発展していきます。
そらまめのさやの中は「そらまめくんのベッド」というだけあって、綿を敷きつめたようにふわふわ。あるグループは、絵本のように他の小粒の豆をそらまめのベッドの上に寝かせてあげているうちに、豆たちが登場人物のお話づくりが始まっていました。
一方でそらまめを持って園庭に飛び出る子どもたちも。砂場につくった川でベッドならぬ舟に見立てて流していました。そこには、これも子どもたちの間ではマイブームのだんご虫たちが乗船していたり……。
「なんでそらまめの中、ふわふわなんやろ。」
「なんでそらまめの中だけふわふわで、他のまめはちゃうんやろ。」という声も。
なるほど。そらまめの種(赤ちゃん)が大きくなるまで優しく包んで守ってあげているのでしょうか。子どもの生活の中から生まれたなぜ??を大人も一緒に考えたり、調べたり……ということも大切。
保育の場では、様々な活動へ発展する環境設定がなされているのですね。
(中村りか)