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前編からの続きです。
梅の実のこすりかすを水の入ったカップに入れて「お茶みたい!」
なぜ、色が(濃さが)違うんだろう、、、という声がたくさん聞かれました。
この「なぜ?」と疑問を持つこと、そしてそれに対して「自分なりの理屈」を持つことが大切ですね。
今までの知識や経験知を総動員して。
正解かどうかは、さておき……。
「自分で考えて自分なりの理屈を持つ」…この点は、「みづまろキッズプラン」でもポイントです。
そのうち木の枝をストローに見立てたり、お花を浮かべたドリンクをつくったり、とオリジナルドリンクを生み出していました。
そして、オシャレなカフェコーナーも出現。
園庭では修理中のブランココーナーを有効活用しよう!ということで、シェードが張られていました。
まるでテント(^_-)-☆
先生と子どもたちが、キラキラテープをシェードや紐に結んで飾りつけたそう。
そしてテントの中では「キラキラパーティー」が始まったそうですよ。
一幼のインスタグラムにも、その様子が紹介されているので、そちらもぜひご覧ください。
後半は園庭の砂場で水遊びが始まりました。
山を築き、その上からじょうろで水を流して川ができていきます。
水の流れる様子を見て、、、「水無瀬川みたい!」
「○○みたい」という比喩表現が、今回の訪問中も子どもたちから多く聞かれました。
何かに喩えることで語感も磨かれ、世界の見え方も豊かになりますね。
この日もお昼頃には30度近くに。
熱中症にも留意しなくてはいけない時期です。
園庭では日陰になる場所も用意されていました。
(中村りか)
~園長よりメッセージ~
さあ、遊ぼう!
幼稚園の玄関に梅の木があります。毎年、梅ジュースをつくったり、梅の実を持って帰ったりしていました。今年も梅の実がたくさん実り、今年はどうしようかなと職員で話し合い。「この梅の実を使って子どもたちはどうやって遊ぶのだろう?」「飲めなくても梅ジュースや梅干しができる過程を観察するのも楽しいのでは?」などいろいろな意見が出ました。「それじゃあとりあえず、梅で遊んでみよう」と教材研究が始まりました。
梅の実をコンクリートで擦ってプリンカップに入れて沈殿する様子を見たり。「青臭い」「かすかに梅の匂いする?」など職員間でもいろいろな意見が。「子どもたちはどうやって遊ぶのかな?」と楽しみな気持ちで梅遊びを始めました。
想像通り、擦ったり、水に浮かべたりして遊びが始まりました。ごしごし擦っていると「わさびみたい」とつぶやきが……。わさびをおろしたことあるの?と想像しなかったつぶやきに驚いたり、感心したり。
梅の実で遊びながらも、子どもたちの発見やひらめきはたくさんありました。プリンカップに入れた水が光に反射することに気づいたり、カップ越しに眺めると膨張して見えておもしろかったり。お昼からもプリンカップの水で遊んでいる姿がありました。今日の気づきが明日からの遊びにどうつながっていくのかワクワクします。
(第一幼稚園 園長 堀井千香)