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5月22日(月)、三島地区人権教育研究協議会の会長はじめ運営の方々が訪問に来られました。
人権教育においても、町内だけでなく三島地区の他市(高槻市・茨木市・吹田市・摂津市)の実践等に学びながら協同して研究を進めています。
教職員が子どもたちとともに今の社会の課題を捉え、どのような未来を描くのか、そのために自分はどう生きていくのか、考え、学び、行動していくことが大切です。
研究協議会の方々とお話しする中で、教職員自身が人権教育の重要性を認識することの大切さをあらためて思いました。
岡本会長(現吹田市小学校長)からは「人権教育において経験年数の浅い人たちをつなぎ、これからの芽を育てたい。教育委員会にもそのバックアップをお願いしたい」というコメントをいただきました。
会長のコメントにもある「人材育成」の観点。
その点も意識して町内の各校、また校種を越えて人権教育に係る研修が折に触れ行われています。
町内での人権教育研修の一例を紹介します。
4月21日(金)、第四小学校において実施された教職員対象の校内研修。
同志社女子大学准教授 吉永紀子先生を講師にお招きし、教職員同士の対話が中心の研修でした。
テーマは「集団作りで大切にしたいこと」。
次々に「自分のコトバ」で子どもたちのエピソードとともに思いを語る先生方。
そこに経験年数の長さは関係ありません。
教員自身の成長も伺えるとともに、「自分のコトバ」で語れる空間を生み出している教職員集団のあたたかさも感じました。
<わたし>と<あなた>が大切にされる教室。心も身体も。
このような集団をめざしたいのは大人も同じことですね。
新年度が始まって間もない時期のワークショップ型の研修。
このような時間を職員が共に過ごすことは、同僚性を育む点からも意義があるのではないでしょうか。
また、第一中学校からも3名の教職員が参加しており、教科教育だけでなく人権教育の面でも小・中連携が期待されます。
(中村りか)
~研修後の感想より~
*4月のこの時期に集団づくりについて考えることができ、これからの1年間、どのように集団をつくっていくか考えることができた。
*今までにないような形式の研修であり、他の先生方の思いを知ることができた。
*どのように子どもたちをつないでいけばよいか試行錯誤しながら取り組んでいきたい。
*言葉を大切にして集団をつくっていく重要性を感じた。
*子どもたちの思いと教員の思いを組み合わせて教室をつくっていくことが大切だと感じた。
*教師の思いが子どもを苦しめているかもしれないと感じた。自省する機会が重要と吉永先生から学んだ。