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6月5日(月)、14時より第三小学校において「令和5年度 第2回みづまろキッズプラン策定委員会」が開催されました。
「みづまろキッズプラン」は、保育所・幼稚園と小学校との学びをつなぎ「見えない学力」を育てることを目標としています。
「自己表現力」「課題探究力」「社会参画力」等、「見えない学力」を評価するのは難しい。
今年度、重点が置かれるのは効果検証のあり方、具体的な評価方法の検討。
主に映像による幼児の探索行動データより、0歳児の段階から思考している様子がうかがえます。
幼児の行動をどう解釈するか、遊ぶ姿から思考をよみとる力が大人にも求められます。
そして、中学校での「見える学力」へのフィードバックを視野に入れた中・長期的な見通しも今後検討していきます。
研修後の感想を紹介します。(保育所・幼稚園・小学校職員)
*評価とは、子どもに(できればその場で)ことばを返すことかもしれない。そのために(そのことばを意味あるものにするために)見立ての練習が必要かもしれない。
*子どもたちが「自分なりの理屈」をつくれるように。学問的な正しさより、「考えること」がまず大切なこと。
*遊ばせた後の教師側の振り返り(検証)が必要。
*次年度以降の中・長期的な計画は?
*事実(子どもの実際の活動)の解釈検討会のような研修会も面白そう。解釈する力は子ども理解につながるので、教師にとっても力のつく会になりそうだ。
*「評価」については、かなり難しいという印象をあらためて持ちました。具体性・公平性という観点からも教師の視点の共有が求められることだと考えさせられました。一歩一歩少しずつ、みんなで模索しながら進めていかなければならないことだと感じています。
職種を越えて「つながり」を持つ場や時間が、連続性のある子どもの、学びにつながるよう今年度も研究を進めてまいります。
(中村りか)