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教育長ブログ~秋の保育風景(二保)~
第二保育所「ちょうちょグループ(異年齢グループ)」の遠足風景を紹介します。
行程は若山神社~消防署(10月5日実施)
遠足のねらいは……
*秋の自然にふれる(紅葉等葉の色の変化や様々な実があることを知る)
*木の実や落ち葉等を見つけて拾ったり虫を見つけたりして楽しむ
子どもたちは保育所内で計画している「秋祭り」の開催も楽しみにしているようで、今回の遠足もそれに繋がるかもしれませんね。
4歳児「この実何やろ?」
5歳児「これはシイの実いうんやで」「フライパンで炒めたら食べられるねんで」
微笑ましいやりとりが、あちこちで聞かれます。
取りにくいところにある実を、5歳児さんが3歳児さんのために腹ばいになって長い枝でかき集める姿も……。
Yの形の枝を見つけた5歳児さん。「射撃できる!!」
「秋祭り」では射的の屋台が登場するかもしれません。
遠足のお土産を持ち帰り、どんぐり、シイの実でブレスレットづくりも。
「秋祭り」ではアクセサリーのお店も並ぶのでしょうか。
園内にあるジュズダマを集めてくる子どもたちもいます。
ジュズダマとはイネ科の植物で、1cmくらいの卵型で光沢のある実をつけます。
芯を針でつついて中身を出すと、針が通るくらいの穴があくのでそこに糸を通して繋ぐとブレスレッドの出来上がり。
消防署では消防士さんにご挨拶。
保育者や保護者以外の大人と関わり、言葉をやりとりする機会も大切ですね。
↑ ジュズダマ
保育所・幼稚園では、就学までに育ってほしい10の姿として以下のことを意識しながら保育を行っています。
「自然とのかかわり・生命尊重」「思考力の芽生え」「言葉による伝えあい」
「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」「豊かな感性と表現」
「道徳性・規範意識の芽生え」「健康な心と体」「協同性」
「社会生活との関わり」「自立心」
「これからも子どもと一緒に楽しみながら……を大切にしたいですね。様々な行事が単発に終わることなく、子どもの意識や気持ちが繋がるよう、ブツ切れにならないよう考えていきたい」とは保育所長の言。
子どもの興味や意欲を大切にしながら、遊びの中にある学びをしっかりと捉えての保育が展開されることでしょう。
(中村りか)