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特定外来生物クビアカツヤカミキリにご注意!

ページID:016690 更新日:2024年5月21日更新 印刷ページ表示

 クビアカツヤカミキリは、サクラやモモ、ウメなどバラ科の樹木を食い荒らし枯死させてしまう昆虫で、全国で被害が拡大しています。
 大阪府でも南河内地域を中心に被害が発生しており、北摂では高槻市において令和3年から被害が確認されており、島本町でも令和6年度に初めて被害が確認されました。
 クビアカツヤカミキリに食い荒らされたサクラは衰弱してしまい、景観の悪化につながるとともに、枝が落ちたり倒れてしまうなど、事故にもつながりかねません。

 被害を早期に発見し、拡大を食い止め、サクラなどの樹木を守るために、みなさんの協力をお願いします。

クビアカツヤカミキリとは?

学名:Aromia bungii
分類:コウチュウ目・カミキリムシ科
体長:2から4センチメートル(成虫)
分布:中国、朝鮮半島、ベトナムなど
被害樹種:サクラ、モモ、ウメ、スモモなどのバラ科樹木

特徴と生態

クビアカツヤカミキリの成体
写真提供(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所

 役場2階環境課に、クビアカツヤカミキリの標本を展示しています。

  • からだ全体が黒く、光沢がある
  • 頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある
  • 成虫はジャコウのようなにおいを放つ
  • 成虫は6月から8月に野外で活動し、越冬はできない
  • メスの成虫は交尾後、幹や枝の樹皮の割れ目などに産卵する。
  • 幼虫は樹幹等に食入し、樹木内で1から3年かけて成長し、サナギになる
  • 幼虫の活動期は3月から10月にかけてであり、この間に樹木からうどん状のフラス(写真参照)が排出される

幼虫が排出するうどん状のフラス地面に落ちたクビアカツヤカミキリのフラス
写真提供(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所

 

島本町でも被害が確認されました

 令和6年5月に、青葉地区ではじめてクビアカツヤカミキリ被害(フラス)が確認されました。

青葉地区で確認されたクビアカツヤカミキリのフラス

 

 現在、被害が確認された木は被害拡大防止のためにネットを巻いています。

防除ネットを巻いた木

 

見つけたらどうしたらいいの?

 成虫やフラスなどの被害を見つけた場合、環境課(電話075-962-2863)までご連絡ください。

 成虫を見つけた場合、可能であれば捕獲してその場で殺してください。
 また、成虫が見つかった場所の周辺樹木には、すでに卵が産みつけられている場合があります。翌年度以降、注意して観察してください。
 (注意)クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているため、生きたまま持ち運ぶことが禁止されています。捕まえたあとは踏みつぶすなどして必ず殺してください。

 ご自宅の庭や畑など、ご自身が管理されている樹木でフラスなどの被害を確認した場合、被害拡大防止のため対策を行ってください。
 被害対策の詳細は、次の大阪府のWEBサイトをご確認ください。

 特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に関するお知らせ/大阪府<外部リンク>

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