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令和5年度中高生の俳句大会 投句結果の発表です!
令和5年度 開催した中高生の俳句大会〔令和3年度 初開催〕
町内在住在学の中高生のみなさんから、令和5年度は200作品(令和4年度181作品、令和3年度64作品)もの投句をいただきました。
評価された俳句をはじめ、投句いただいたすべての作品を発表します。
評価された作品以外にもみなさんの心のこもった素敵な俳句がいっぱいです。
※なお、このホームページは常用漢字しか使用できません。
評価された作品(12作品)
祭りの日 口角あがる 甘い菓子
氏名:宮本 静 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校三年生 年齢:十五歳
講評:甘い祭り菓子…綿菓子?水飴󠄀?焼き林檎?中七の「口角あがる」がこの句を満点に仕上げた。
さくらんぼ ふたつつながる 両想い
氏名:志田 愛華 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校三年生 年齢:十五歳
講評:十七文字すべてが清純な恋を描いていてさくらんぼ「季題」が生きている。
草原で 母の影追う あの仔馬
氏名:梶 さくら 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校三年生 年齢:十五歳
講評:季題は仔馬である。生後四、五時間で母馬について歩き回る様になる。母の影を追って。
甲子園 汗と涙で 知る努力
氏名:花谷 俊之佑 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校三年生 年齢:十四歳
講評:甲子園の句が沢山あったが季無しが多かった。この句は「汗と涙」で甲子園球児が描けている。
宿題に 追われて終わる 夏休み
氏名:岡野 由依 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校三年生 年齢:十四歳
講評:この句は読み手の共感が得られる。筆者もしかり。そしてその様な夏休みが懐かしい。
黄昏の つくつくぼうし 帰ろうか
氏名:朝枝 海斗 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校三年生 年齢:十四歳
講評:夏の終わりに鳴く蝉。それも夕方力を尽くす様に鳴く。下五の「帰ろうか」が良い。
海眺め 夜景に放つ スターマイン
氏名:道本 成 学校名:島本町立第一中学校 学年:中学校一年生 年齢:十二歳
講評:スターマイン…仕掛け花火のこと。大きな景色を十七文字にまとめた妙句。類句がない。
チューリップ みんな陽を見て 笑ってる
氏名:岡崎 心愛 学校名:大阪青凌中学校
講評:メルヘンチックな句。赤白黄色…の色までが見えチューリップが描けている。
夏祭り 大親友と 大はしゃぎ
氏名:岩井 心音 学校名:大阪青凌中学校
講評:嬉しさ、楽しさを無邪気に表現した句。大と言う字を無理なく二度使っているのも良い。
薔薇の花 散りゆく定め ばらばらと
俳号:R自由 学校名:大阪青凌中学校 学年:中学校三年生 年齢:十五歳
講評:散る薔薇のはかなさをばらばらと言う言葉で俳諧味、滑稽味を出し明るい句に仕上げた。
夏休み 最終日に ねむれない
俳号:どろだんごきらきら 学校名:大阪青凌中学校 学年:中学校三年生 年齢:十五歳
講評:明日は友達に会える…その様な期待も。学生ならでの素直な句。
夏の星 夜汽車の汽笛 無限大
俳号:スプラトゥーンさん 学校名:大阪青凌中学校 学年:中学校一年生 年齢:十三歳
講評:細り消えて行く汽笛を無限大と詠んだ新しい俳句。俳句も無限だと思わせてくれる。
その他、投句いただいた作品(順不同)
- 冬氷柱 あともう少しの 命の火
- ランメニュー北風走る山の道
- 外出たら 炎ゆるに堪えれず 陰探し
- 風鈴の 音色に誘われ 陽が昇る
- 炎昼や ガリガリ君の あたり棒
- ランドセル夢を背負っていざ出陣
- 見上げれば 日々変わりゆく 星月夜
- 甲子園勝負を決めるバッティング
- 汗流し 有終の美の 悔し涙
- グラウンド 息が高まる 滝の汗
- 凍る夜年越し迎える人の声
- 今は無き陽気に飛びこす水たまり
- 桃色の絨毯も散り風薫る
- 甲子園目指す者たち泥だらけ
- 夏の朝鉄に寝そべるハムスター
- 夏祭り君の姿を探してる
- 甲子園ラストチャンスのバッティング
- 夕立に静かに燃える体育館
- スーパーに秋刀魚の姿帰り道
- 目にうつる浴衣の君に胸騒ぎ
- 君とみた赤面照らす名月を
- 運動場 日陰を探し 走りこむ
- ランドセル 胸が高鳴る 背に担ぎ
- 蜂踊る 水面映す 雲の峰
- 二人きりさくらんぼみたい熱い顔
- 汗流し白球をおう響くこえ
- 天の川 ありおりはべり いまそかり
- 甲子園涙あふれる球児達
- 山女釣り 汗ばむ額 風受けて
- 蜜柑手に列車に揺られ遠景と
- 寝転んで気づけば時が星夜月
- 夏祭り気になるあの子の晴れ姿
- 暗闇に線香花火瞬いて
- 雪かぶる 旅館の窓から 雪景色
- 菊を見て僕が思うは君のこと
- 年越し前起きたら横に贈り物
- 初詣何を願うか決まらない
- 体育祭頑張る姿が美しい
- 甲子園君にとどけるホームラン
- ひさしぶり 綺麗な海と かき氷
- とある朝 外出てみれば しろい息
- 海ちかく麦藁帽子かたてに竿
- 甲子園 歓声響く サヨウナラ
- 冬なのにきみへの思いほっかいろ
- かき氷こめかみ押す君「夏ですね」
- 夏蛍かかがやくしっぽに酔いしれる
- 夜光虫波間揺らめく夜の夢
- 七夕で願うよ君との幸せを
- 帰り花君への思いをプレゼント
- 無我夢中 君に重ねた 朧月
- 駆け抜ける秋の大空赤トンボ
- 空の下 君と二人の 秋の夜長
- 君思いうごめく気持ち雨後の空
- 月を見る祖父の姿を思い出す
- 空を見て雲をかき分けおぼろ月
- カタツムリ梅雨にお祭りじめじめだ
- 月明り君を照らすよ僕の番
- シャボン玉飛び交う間に子供たち
- 君思い眠れぬ夜の朧月
- 夜が明ける初日の出見て走り出だす
- 全力で 汗と混ざる土 甲子園
- 視線ひく 打ち上げ花火 夜空舞う
- 夕焼けに 染まってしまう 私たち
- 我忘れ 雲海眺め 山登り
- 告白日 凍る手と足 熱い意思
- もう落ちる 線香花火 足りないな
- 五月雨へ流してほしい悔しさを
- 山の中 流しそうめん 爽やかだ
- 星月夜日が昇るまで消え残る
- 甲子園 泥臭く捕る 黒い球
- 水たまり 映る紫陽花 空模様
- 甲虫人と鬼ごっこ落日後
- 流星や 刹那の煌めき 永久の願い
- 雪解けを 教える風が 吹き抜ける
- 君みれば 花火のように 心咲く
- 新年に やる気をだすぞ 明日から
- 初日の出 冷たい風で なびく髪
- 仲間達 みんなで目指す 甲子園
- 子供泣く 雷来たよ 今年もね
- 朝方に 冷たくかおる 金木犀
- 年賀状 すずめの涙 目に涙
- 受験生燃える太陽見て努力
- 夏祭り 焼きそば食べ 含み笑い
- シャボン玉 淡色映る 富士の顔
- 新学期 物貸してと言い 友つくる
- 流星群水面に写る宇宙の輪
- 衣替えせずに木枯らし挑む猛者
- 青春の 涙流れる 甲子園
- クリスマスフォーク二つでケーキ一つ
- カーネーションもう届かないこの思い
- 月を見て優しい君を思い出す
- 花火熱い けどその隣も 熱いすごく
- 風鈴よ二人の間なり響く
- 夕暮れに 落ちゆく紅葉 子犬鳴く
- 花火より輝く君が眩しくて
- 夏祭り 君が披露する 十八番
- 友達と 屋台を回る 夏の夜
- 星月夜 流れる星へ 願い事
- 大寒に 妹と作る ゆきだるま
- 甲子園 白熱してる 決勝戦
- 枯れた花あなたの声に返り咲き
- 七夕に 何を願おう 彼氏ほしい
- ためすぎて 課題に追われる 星月夜
- 天の川 見ようと思うと なぜか雨
- 道凍る今年も絶対クリぼっちだ
- 影ふたつ 夕焼け終わり 影一つ
- 夏休み いつの間にかに 始業式
- 風鈴の なるベランダで 寝る愛犬
- セーターの 毛糸の感触 心地よし
- 朧月 消えゆく光 僕同じ
- 雷が 課題を照らす 最終日
- あたたかい まだかまだかと 寒椿
- 雨上がり 君の横顔 見ていたい
- 会いたいと 想う空に 光るベガ
- 君と見る 月とすすきの コンビかな
- 夏祭り 花火が上がる 河川敷
- 浴衣着て 涼しい海を 走る君
- 風鈴を 見て思い出す あの音を
- 池の中 朱色に染める 紅葉の葉
- 懐かしき 君に会いたい 桜散る
- 空音かな 命はかない 蝉時雨
- 春近し 溶けていくのも 味がある
- 棕櫚の葉 あなたを思い 揺蕩う心
- 蝉しぐれ積んだプリントもうだめだ
- 黒豆の 幾度の風耐え 茎エス字
- 幼子やアイス待ちわび大泣きす
- 虹の空雨と光のおすそ分け
- 梅雨の音 心根ともに 染まるかな
- キノコよりタケノコよりも伸びろ点
- コオロギや夜風とともにしみわたる
- 電車の窓に張り付く蝉の鳴き声
- 卒業だ 涙と笑い 友たちと
- 夏祭り 友と遊ぶ 久しい日
- 夏の波 桃は緑へ 姿化す
- 冬椿 時が過ぎ去り 親離れ
- 秋の夜 夜空に見える 流れ星
- 夏の空 見上げてみれば セミの声
- 夏暑い セミがいっぱい うるさいな
- 桜咲く きれい裏腹 敵多し
- 桜散り 静寂の中 目を閉じる
- クリスマス 貰えぬままの プレゼント
- 食べようよ 桜の下で さくらもち
- 夏の夜 すっとふきこむ 涼し風
- 春の山 花人参り 宴入り
- 木が芽吹き 新たな命 火が灯る
- ポテト待つ 人の多さや 夏祭り
- 美しい 花びらの舞う 春の朝
- 甲子園 感動生まれる 物語
- 夏休み 楽しみすぎて 飛び跳ねる
- 夏の空 暑い日の中 徘徊だ
- たなばたや 短冊で見る ひとのよく
- 運動部 OFFが続く 夏休み
- かき氷 食べる横顔 清涼な
- また破け 金魚すくいで 夜消える
- 甲子園 ボールが繋ぐ 優勝を
- 夜の空 見上げてみれば 天の河
- 我がいえは 暖炉も要らぬ 温かさ
- しゃぼん玉 映し出す空 快晴や
- 雪とけて 次の自分は 大先輩
- 文化祭 みんなでつくる 初舞台
- なつがくる アイスひえてる おいしいな
- なつまつり とてもたのしみ ねれないよ
- かきごおり パクパク食べて なつのそら
- セミが鳴き ミンミン音する うるさいな
- 炎天下 暑さで溶ける アズキバー
- 水面に 大きく開く ハスの花
- 夏の朝 暑くて登校 嫌になる
- 窓越しに 張りつめた青 映る空
- 赤い空 ハイビスカスを 眺めるよ
- じりじりと やけつく暑さ アイスくれ
- ハスの花 美しい色に ひとめぼれ
- 前見えず 人に流れる 観行地
- なつやすみ しゅくだいがね おおすぎる
- 炎天下 うでに残った 白と黒
- 夏の日は どこにも行かず スマホ見る
- 夜が来る 夏の休みに 終が来る
- 夏休み 蚊が出ないほど 暑すぎる
- 昼下がり 課題のお供に サイダーを
- 風なびき 空に届く 風鈴の音
- 夏祭り 昔の友と 過ごす夜
- 風鈴の 硝子に透ける 澄んだ空
- 海の声 サイダー一口 涼しいな
- 上見れば 太陽はりきり ああ暑い
- 夏祭り ぎゅうぎゅうづめの 人だかり
- 夏休み すぐに始まる うれしいな
- 春の夜 涙とともに 桜散る
- つゆのなか じめじめしてて あつすぎる
- 夏祭り 大人になれば 走馬灯
問合せ先
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島本町教育委員会事務局 教育こども部 生涯学習課
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