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今回は、第一小学校の様子を紹介します。
前回紹介した第二小学校同様、安全ボランティアさんをはじめ多くの方々が朝の子どもたちの姿を見守ってくださっていました。この日は、高槻警察の方も子どもたちを誘導してくださっていました。
落ち着いた様子で授業に臨む1年生の姿。もうすっかり一小の1年生です。
今年度の1年生から、黄帽の形を男女で分けるのではなく、個人で好きな方を選べるようになりました。
昨年度の5年生は、人権教育の一環として「ジェンダーギャップ」について考えました。
子どもたちが気づいたジェンダーギャップは、町内にも目を向け「トイレ表示の色」「黄帽の形」「仕事」をはじめ様々。気づきを出し合うだけでなく、課題解決のための方策も出し合い、昨年12月には島本町役場議場で学習の成果を報告するとともに「黄帽の選択制」について提案しました。
その結果、実現した黄帽の形の選択制です。
今年度、茨木市から赴任された高本賢校長先生に第一小学校の印象や抱負を尋ねると……
「子どもたちは明るく素直という印象。一小がこれまで力を入れてこられた人権教育に継続して取り組むことはもちろん、あらためて学校の課題を洗い出し、教職員が働きやすい環境を整えていきたい。そのためにも一人ひとりの職員理解に努めたい」とのこと。
訪れた教室で、子どもたちに優しく声をかける校長先生の姿が印象的でした。
うららかな春の陽ざしを浴びながら体を動かすことを楽しむ、自由に運動場を走り回る、音楽の調べに耳を傾け自らものびやかに歌う。
学校の至るところで落ち着いて各自の学びに向かい、仲間との交流を楽しむ子どもたちの姿が見られました。
未来への希望と可能性が感じられる平和な情景。
それは、どの国のどの子にも絶対に必要なものです。
(中村りか)