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7月22日(金)、14時より「島本人研 第2回専門部~夏の学習会~」が開催されました。
本研修会は、島本町人権教育研究会が主催しており、今年度より発足したものです。
4つの専門部会に分かれ、様々な世代の教職員がともに考え、ともに実践を創造していくことに重点を置き研究を進めています。
今回の学習会は以下のような内容(会場)です。
「部落問題学習」(第一小学校) 「子どもの育ちと進路保障」(第一中学校)
「ともに学び ともに育つ教育」(第三小学校) 「ジェンダー平等教育」(第四小学校)
下の写真は「ともに学びともに育つ教育」部会の研修風景。
講師のお話や他校の職員との交流の時間は、支援教育の在り方、そして「ともに学びともに育つ」根本的な部分を再確認する時間でもあったと思います。
参加者の感想を一部紹介します。
*マジョリティの特権にいかに気づくか、合理的配慮とは何かを具体的場面に当てはめながら考えることができました。
*上辺だけではない、本当の意味でのインクルーシブ教育について考えていきたい。
*自分が「当たり前」と思っていたことの中に、たくさんの差別があると感じた。
*子どもたちのためを思っての配慮やサポートが、本当はその子を苦しめていたり、周囲の子に対してマイナスになっていたりすることもあると改めて感じた。
*自分自身の「思い込み」が、それ以外を排除することになっているのではないかとハッとさせられました。
*「学習課題の目標を達成させなければならない」と、いつも躍起になっている自分がいることに気づきました。
*一人ひとりの課題は違うこと、ゴールは違って当たり前であることをもう一度認識して教育活動に取り組んでいきたいと思います。
学校教育の中で子どもたちに何を育みたいのか、教員自身の人権感覚は磨かれているのか常に問うていかなければならないと思います。
本研修会が教職員自身の学びとなり、豊かな教育課程の展開にも繋がることを願っています。
今後、他の専門部の研修風景も紹介してまいります。
(中村りか)