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前回に続き「第8回みづまろキッズプラン策定委員会」後半の様子を紹介します。
「浮き沈み遊び」の後半の素材は野菜。
ピーマン、人参、キャベツ、ジャガイモ、バナナ、ミニトマト、玉ねぎ等々。
前半で「重いから沈むねんで」と言っていた子もいましたが、重いキャベツが浮く様子に???
また、キャベツは浮くのにミニトマトが沈む様子にも???
皮を剥いたり、割ってみたりもしながら浮き沈みを確認していました。
野菜の浮き沈みを試してみての子どもたちの感想や発見は……?
ぜひ聞いてみたかったのですが、残念。45分という時間枠では難しい。
事前にA4サイズの紙を子どもたちに配布。
すると、特に指導者が指示しなくても発見したこと、気づいたこと、わかったことを次々に書いていました。
文字を習得することの強みをあらためて感じました。
後で子どもたちの記録を読むと誤字もあるし、意味がよくわからないところもある。
でも……、「自分の体験したこと、発見したことを伝えたい!!」という気持ちが、ひしひしと紙から伝わってきます。
感動がないと、気持ちが動かないと、真に身につかない。
表現したいという切実な思いに繋がる場を設定したいですね。
「浮く」ものと「浮かない」ものとに分けて記録しているものもありました。
「分類する」「観点を決める」「比較する」
こんな思考のスキルも身につくよう意識しながら単元構成を考案できたらと思います。
整えられた環境の中で子どもが「学び方」を学び、自ら思考し、表現することにより自分自身で学びを獲得できるように。
(中村りか)