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新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月4日(水)の第四保育所の様子です。
玄関を入ると、子どもたちがラキューで作ったお正月バージョンの作品がお出迎え。
虎からウサギへバトンタッチですね。
室内では、コマ回しに興じる子どもたちの姿もありました。
来週は、凧揚げ(スーパーの袋等で手作りしたもの)や水無瀬神宮への初詣も予定されているそうです。
保育所内の至るところに、すぐに手に取れるよう図鑑や絵本が配置されています。
給食前の配膳の時やサークルタイム等を利用して、絵本の読み聞かせも日常的に行われているとか。
お気に入りのお話を繰り返してきくうちに、子どもたちはセリフまで覚えてしまったりファンタジーの世界にどっぷり浸ったり……。
廊下の隅をふと見ると、「どうぞのいす」が置かれていました。
「どうぞのいす」というお話をきいた子どもたちが、昨年末、サンタさんの休憩用に「どうぞのいす」を用意したそう。
「どうぞのいす」(香山美子 著 ・ひさかたチャイルド社) あらすじ
ウサギが木の椅子を作り「どうぞのいす」と書いて野原に置きます。通りかかったロバはどんぐりの籠を椅子に置き、木陰でお昼寝。クマが来てそれを戴き、お礼に蜂蜜を置いていきます。次にキツネがパンを、リスが栗を置いていきます。目を覚ましたロバはどんぐりは栗の赤ちゃんだったのかと驚きます。
5歳児さんが頑張って完成させたカプラ積木とレンガ積木のツリーや松ぼっくりツリー等、保育所内にはお正月の飾りもある一方、クリスマスの名残も。
正月三が日明けのこの日、子どもの姿は少なかったものの、子どもたちの思いや願い、息づかいが感じられる空間が所内のあちこちにありました。
(中村りか)
~第四保育所長よりメッセージ~
「あそびこそが最高の学び」であり、与えるだけでなく、子どもたちが経験したこと、ごくありふれた日常の中での発見、不思議、意欲、これがあってこそ次のステップ(深い学び)に進めると感じます。就学前の幼児期は出来ることを増やす(花を咲かせる)ことではなく、自分で考え、行動できる力を培っていける土台づくり(畑を耕すこと)、それが大事なことだと思います。
保育者も土の上から水(知識)をやるだけではなく、一緒に畑の中に入り、没頭、創意工夫、失敗等の試行錯誤を頭と体を使って経験している子どもたちと共感する……。今年もそんな保育所づくりをめざしたいと思っています。
(第四保育所長 蒲原慎介)