本文
「豆腐はどうやってつくるの?」
以前、数種類の豆を触り、さや剥き体験をしたときに出てきた子どもたちの質問。
「豆腐づくりとまではいかないものの、今度は豆を煮てみよう!」ということで、子どもたちの疑問をもとに計画された保育風景です。(第四保育所)
大豆をぐつぐつ煮たものを、すり潰します。すり鉢とすりこぎを使って。
子どもたちも興味津々。自分たちもやってみたい!
「豆のにおいがする。」「ドロドロになってきた!」
豆の形がなくなったら、布で搾ります。
「この汁に、にがりっていうのを入れると豆腐になるねんで。」
「しぼりかすは、オカラっていいます。オカラを入れたハンバーグやオカラを材料にした料理もあるよ。」と保育士の説明も聞きながら、実演やしぼりかす(オカラ)に見入る子どもたち。
では、えだまめならどうなるんだろう?
次は、同じ手順で枝豆を使って挑戦。すると煮汁は緑色に。先ほどの大豆の時と匂いも違います。色や匂いを比べたあと、「緑色の豆腐になるのかなあ?」と子どもたち。
「枝豆豆腐」ってありますね。ただ、えだまめの場合は豆乳を加えます。豆乳のたんぱく質に、にがりが反応するのだそうです。
保育の場では「見る・聞く・触れる・嗅ぐ・味わう(コロナ禍の今は難しいですが…)」の五感をフルに働かせながら、子どもたちからの疑問をもとに次の活動へ発展させていきます。
~保育所保育指針より~
「保育所保育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し、幼児期にふさわしい生活を通じて、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること」
上↑の写真は左が大豆、右がえだまめ。
さて、第四保育所では「パパの会」があって、父親の活動が折に触れてなされていいます。屋上の組み立て式プールも「パパの会」の方々が組み立ててくださるそうです。力仕事に強力な助っ人。ありがたいですね。
(中村りか)