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10月12日(火曜日)、公立保育所のおやつは「五穀米おにぎり」。第二保育所では、おやつの前に「雑穀米」を触る体験を。(5歳児対象)
その種類は……
「あかまい」「くろまい」「みどりまい」「だいず」「もちきび」「あわ」「あまらんす」「くろだいず」「たかきび」「もちげんまい」「はつかげんまい」「あおはだげんまい」「もちむぎ」「おしむぎ」「はだかむぎ」「はとむぎ」…の16種
この日、教育委員会の管理栄養士もゲストティーチャーとして招かれました。管理栄養士が部屋に入ると、5歳児さんたちは
「あっ!豆の先生や!!」
5月にゲストティーチャーとして豆のお話をしたことを覚えてくれていたんですね。藁からできるものとして、しめ縄や藁草履も紹介しました。
保育士や保護者以外の大人と関わり、言葉をやりとりする機会も大切です。
雑穀米のお話の前に「お米」のお話。子どもたちは、自らもバケツ稲(バケツで稲を育てる)を経験しています。調理法により「お米」が様々なものに変身することがわかりました。
お米が酢や味噌、ビーフンやフォー等の麺類の原材料であることに驚いている子どもたちも。あらためて食文化の深さと豊かさに思いが巡ります。
雑穀米のお話のあとは、名前入りのサンプルと見比べながら、実際に16種類の雑穀米を見たり、触ったり。
早速頭を寄せ合って、サンプルを見ながら実物と名前を確認していきます。
就学前の保育・教育を参観して思うことは、「触覚(触る)」「身体感覚」を大切にしていること。そこにたっぷり時間をかけることが、その先の豊かな発想や活動にも繋がるのでしょう。学校教育も参考にしたいところです。
「チョコの匂いがする」
「おしむぎ、発見!!」
「皮剥いたら、もっといい匂いする」
「おしむぎの形、猫の目に似てる」
猫に見立てて模様づくりが始まります。
色で分類を始める子や雑穀を飾りにして「マイ袋」を作成し、その中に雑穀米を収納する子、サンプルをお手本にしながら鉛筆を持って雑穀米の字を書き始める子も。一足早い自発的な「ひらがな」練習ですね。(^^♪
雑穀米と触れ合うことから様々な活動へと発展していきます。子どもたちは、飽きることなく1時間雑穀米と向き合い、戯れることを楽しんでいて、その集中力にも驚かされました。
この後のおやつの時間は、異年齢で「五穀米おにぎり」をいただきました。5歳児さんたちは、3、4歳児さんたちに自分たちが経験したこと、発見したことを伝えてくれたでしょう。
私もお土産の「五穀米おにぎり」を美味しくいただきました。ご馳走様。
(中村りか)