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今回は町立歴史文化資料館で開催されている「寄贈資料大集合!展」についての館長からのメッセージを紹介します。
~寄贈資料大集合!展を開催しています~
三寒四温を繰り返しながら、ようやく暖かくなり、春を通り越して夏を感じる日々も多くなってきました。
新年度がスタートし、出かける機会も増えてきたのではないでしょうか。
資料館では令和5年4月13日(木)から5月21(日)まで、令和4年度に住民のみなさんから寄贈された、貴重な資料を紹介する企画展を開催しています。
今年は“入れ子”や“重箱”“かるた”“地図”、なつかしい“アルミの弁当箱”等、そして、伏見人形を中心とした土人形約80点を並べました。
土人形の中には半世紀前のものもあり、今では手に入らない貴重なものばかりです。
ところで、みなさんは「饅頭喰い(まんじゅうくい)」っていう人形をご存知ですか?
子供が二つに割ったお饅頭を、両手に持って立っているものです。
これは、父親と母親のどちらが好きかと尋ねられた子供が、手に持っていたお饅頭を二つに割って、どちらが美味しいかと反対に聞き返したという教訓話から取られて作られたものです。
この事から、子供が利口になるようにとか、安産の祈願にも奉納されました。
(饅頭喰い)
資料館に並ぶ他の土人形にも、隠された話があるかもしれません。
是非会いに来てください。
今年度も、様々な企画展を計画し、皆さんをお待ちしています。
楽しみにしていてくださいね。
(町立歴史文化資料館長 久保直子)