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前回紹介した第四保育所の野菜づくりの続きです。(5歳児さんの活動)
野菜の苗を外敵(鳥・虫・人間)から守るためにはどうしたらいいか。
一人ひとりが自分のアイデアを紙に描き、作製に取りかかりました。
看板、キラキラしたもの、偽物カラス、案山子等々。
同じ案山子でも折り紙で作製する子、LaQ(ラキュー)で作製する子、等身大の案山子に挑戦する子、と様々です。
「一斉に同じ物を」ではなく、思い思いに自分のイメージするものを作っていました。
下の写真は、子どもたち一人ひとりが描いたアイデアをホワイトボードに掲示したもの。
よく見ると、「看板」「案山子」「光り物」に分けられています。
子どもたちの対話の過程で、保育者が分類して掲示したのでしょう。
小学校以降、思考の方法である「分類」「比較」「予想」「観点」等は全ての教科で必要になってきます。
就学前からも、遊びや保育の中で意識されているのかもしれません。
上の写真は、「みづまろキッズプラン策定委員会」での2年間の研究成果をまとめたものです。
保・幼・小の職員が協働して作成したもので、「見えない学力」「思考の方法」についても触れられています。
今後、管理職、策定委員会の一部のメンバーにとどまることなく広く教職員で共有し、理念を実践化するよう努めます。
もちろん中学校も視野に入れ、成育過程で中等教育への関わりを考察し、中学校へのフィードバックも精察しながら。
(中村りか)