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前回のブログ(「豊かな言葉の担い手に(3)」)の内容について、読んでくださった方からのご意見を2点紹介します。
1つ目は「0歳児の時からコミュニケーションは始まっている」と書いたところ「コミュニケーションはお腹の中にいる時から始まっているのでは?」というもの。
「子どもはお腹の中にいながら、耳を傾けています。我が子には、お腹の中にいる時から、たくさんの音楽を聞かせてたくさんの絵本を読んでいました」とのこと。
また、ご夫婦が「Winnie The Pooh」を歌うと、お腹の赤ちゃんは必ず激しく動いていたそうです。
「コミュニケーションは胎児の時から始まる」という説を伺い、全くその通りだと改めて思いました。
子どもたちには、血の通った「言の葉」の根っこを、自らの内に強くたくましく張って欲しいものです。
さて、そんな風に待ち望まれて生まれてきた彼(男の子だったそう)は、今はもう社会人。
きっとステキな大人になって、自分の人生を謳歌し、生き生きと活躍されていることでしょう。
前回のブログの内容についていただいた、もう一つのご意見。
「暑さが増す季節は花に出会う機会が減るような…」と書いたら、「いや、カボチャやヘチマの花があるじゃないか」と。
確かにそのその通り。樹木の花は少な目でも、夏野菜の花がありましたね。
小学校では、理科の「受粉」を学ぶための教材として学習園にヘチマやヒョウタンを植えます。
これからの時期に白や黄色の花が咲き、学習園に彩を添えてくれます。
「バレリーナみたい!」
これは、ヒョウタンの縁にフリルのある白い花を目にした低学年児童の言葉。
確かに学習園のヒョウタンコーナーは、白いチュチュを身に纏った小さい踊り子たちが舞っているよう。
そして花のもとへ必ずやってくるのがハチたち。
刺されるのは御免こうむりたいけれど、密を吸う姿は可愛らしい。
彼らがいてこそ、地の恵みがあるんですよね。
(中村りか)