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先日、家の近所の公園を訪れたときのこと。
砂地でセミの赤ちゃんに出会いました。
羽化間近。
第二小学校を訪れる機会がありました。
とても蒸し暑い日で、プールにいる3年生がうらやましい。
ビート板を持ってバタ足の練習中。
1年生の教室前には、七夕飾りが。
習いたてのひらがなで書かれた短冊が揺れていました。
一文字一文字ていねいに心をこめて書いている姿が目に浮かぶよう。
「おりひめさんとひこぼしさんがあえますように」というものもありました。
今週の金曜日、お天気はどうでしょう。
1年生の教室では、初めての夏休みについて先生が説明されていました。
「この夏、初めて聞いた!!」
休み時間、校庭に出てきた子どもたち。どこからかセミの鳴き声が聞こえます。
「どっかにセミの抜け殻あるんちゃうか?」と探索に出かけていきました。
「抜け殻」というと「モノ」そのもののようですが、「空蝉(うつせみ)」と表現すると、透き通ったその中に命の名残があるように感じるのが不思議です。
セミたちにとっては、これから待ちに待った季節の到来。
ところで、人がセミと違うのは何度も殻を破れるところ。
夏休みをくぐって、子どもたちは一皮剥けて(一殻破って!?)また成長するんでしょうね。
(中村りか)