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教育長ブログ~「みづまろキッズプラン」からの発展(1)~

ページID:019251 更新日:2023年7月5日更新 印刷ページ表示

 昨年の11月に、「みづまろキッズプラン」で取り組んでいる「かがく遊び」から発展した遊び(「ありんこ だいぼうけん」「でんしゃづくり」)を紹介しました。(第一幼稚園の実践)
 今回は、その発展の過程とともに、この活動を1年間を通して取り組んだことにより得られたもの(発展したこと)について、園長先生・教頭先生から教えていただいたことを紹介します。

 「磁石遊び」で様々なものを対象に磁石がつくかどうか確かめた後、次のような磁石の特性を発見した子どもたち。

「磁石どうしで反発するものもある」「ものをはさんでも磁石は動く」「磁石についたものは磁石になる」
 このような特性を探りながら遊びを発展させていきました。

ありんこ 電車

 左の写真は、段ボールの裏から磁石を操作してアリさんを動かしているところ。
 右の写真は、極によっては反発し合う磁石の特性をいかして、リモコンと電車に磁石を貼って遠隔操作しようとしているところ。

 「ものや現象の性質、しくみを知る」ことから発展して、それを利用してどんな遊びができるか考え始めたそうです。

 以下のコメントは「みづまろキッズプラン」に1年間取り組んでみての職員の感想。

 「身近な事象に積極的に関わる中で、物の性質や仕組みを感じとったり、気づいたり、考えたり、予想したり、工夫したり……多様な関わりを楽しむようになった。また、友だちの様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気づき、自ら判断したり考えなおしたりして、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになった。何より、活動に間違いがない。関心の持ち方の違いは個々にあるが、自分のペース、今の自分の力に沿った取組が各々できる」

ありんこのだいぼうけん 一幼

 上記のコメントの「活動に間違いがない」。○や✖で評価されないということ。
 「答え」のない問の「答え」を時には仲間と探し続けるという姿勢、そしてそのような活動そのものを楽しめるということ。
 これは就学後、ひいては高学年、中学校での探究学習のベースとなるものです。

 また、大人(保育者)自身の変容もあった、とは園長先生の言。
 この点についても「みづまろキッズプラン」から発展したこととして次回以降に触れたいと思います。

 (中村りか)

          
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