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下の資料は前回紹介した「ありんこ だいぼうけん」の世界を、先生と子どもたちが創り上げる過程がわかるものです。
子どもたちとの対話を通して、子どもたちのつぶやきから興味・関心の広がりを探っていったのですね。
ちょうどその時期、子どもたちはアリの巣キットを使ってアリの巣を観察したり、アリのお話の絵本を読んだりして、アリの世界観を広げていったそう。(その様子は令和4年度12月のブログでも紹介しています)
子どもたちにとって、旬な興味・関心でもあったのですね。
ですから全ての活動が関連していて、なおかつ「必然性」があったことでしょう。
就学前の保育・教育における領域「環境(自然)」に重点を置いた「遊び」の課題として、「飼育」・「栽培」を中心とした動植物と関わる遊びに偏っていることがあげられます。
今回「みづまろキッズプラン」で「かがく遊び」に取り組んだことにより、大人も子どもも新たな視点が得られ、そこから他領域も含む「遊び」へと発展していったとのこと。
その一例が、「磁石あそび」から、それを応用しての「ありんこ だいぼうけん」なんですね。
次回は、大人(先生・保育者)の発展(変容)について触れたいと思います。
(中村りか)