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7月12日(水)、13:15~第三小学校において「みづまろキッズプラン スタートカリキュラム試行」に係る研究授業及び研究協議が実施されました。(校内研修も兼ねています)
内容は1年生の「斜面転がし遊び」。
参観者は第三小学校の教職員だけでなく、保育所・幼稚園の職員、そしてこの日は中学校からも参加がありました。
保育所・幼稚園の職員が小学校の研究授業を参観し、研究協議にも参加するのは今年度からです。
令和3年度までは、行事の交流や子どもの情報交換を行うことはあっても、保育・教育内容、教育課程について協働で研究に取り組む機会はありませんでした。
研究協議会では、互いに自分たちにはない視点からの意見や感想に感心したり驚いたり……、という場面も見られました。
校種を越えて対話を通し、子どもたちの学びについて探究する機会ができたことは大変意味があると思います。
就学前の保育・教育が「小学校における合科的・関連的なスタートカリキュラム」へ繋がることを期待しますし、そこで育まれたものは中学年、高学年、ひいては中学校以降にもつながる学びの原点であると考えています。
(中村りか)
~参加者の声(抜粋)~
*自分なりにいろいろ試す姿は「場の設定」「時間の設定」によって生まれてくることがよく分かった。
*1人1セットあることで自分自身で考え、思ったことをすぐに取り組めるのが良かった。
*「どうして?」の共有をもっと入れていきたいと思った。
*授業者の声かけの難しさを実感した。子どもたちが自ら疑問に思い、考えていくために授業者には何ができるかを今後も考えていかなければいけないと思った。
*「自分で考える」ということを価値付けして、自分で考えてしたことを褒めたり声をかけたりすることが大切だと思った。
*小学校の授業では「子どもをこうしなければ、こうさせなければ」と固くなりがち。新しい考え方を「みづまろキッズプラン」の中で形にしていければいいと思う。
最後に学校長からのコメントを紹介します。
~学校長よりメッセージ~
昨年度は、1つの「かがく遊び」を1時間(45分間)で行いましたが、今年度は2時間(90分間)の設定で実施しました。普段の授業と比べると長時間の活動ですが、子ども達の集中力は途切れることなく、生き生きと遊び続ける姿や、遊びを工夫したり、周囲を観察して自分の遊びに取り入れたりと主体的に活動する姿が見られました。集中が続かず落ち着いて学ぶことに課題のある子どもたちも、自分でじっくり考え、遊びを工夫するなど積極的に活動することができていました。子ども達のこのような姿を校内の教職員全体で見ることができたことはとても有意義でした。
今後も教職員にとって必要な力である、子どもたちの活動を「みる力」を培うために研修を重ねていきたいと考えています。