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教育長ブログ~みづまろキッズプラン策定委員会~

ページID:020936 更新日:2023年10月4日更新 印刷ページ表示

 9月25日(月)、14時より第一幼稚園において「令和5年度 第6回みづまろキッズプラン策定委員会」が開催されました。
 会の冒頭に各校園所 上半期の取り組み状況の交流がありました。

氷遊び 氷遊び2

 各校園所の報告内容から抜粋して紹介します。(小学校)

*1,2年生ともに、1学期に磁石遊び、斜面転がし遊び、ものの溶け方遊びを、9月に浮き沈み遊びを実施した。9月の浮き沈み遊びの授業公開をきっかけとして、全体的に浸透してきている。授業公開後の研究協議会で、小谷教授から「かがく遊び」の助言をもらえたことが、学校として大きなプラスになっている。
*10月には町議会議員が視察に来られる日に合わせて、ものの溶け方遊びを実施する予定である。
*10月の授業公開は、2年目の教員が自身の2年目対象研究授業として実施する予定である。

 各校園所の実施状況報告の後、「かがく遊びの実践報告(第一幼稚園)」のビデオカンファレンスがあり、「氷あそび」の実践が紹介されました。
 その際、第一幼稚園長から「園として『かがく遊び』を実施することにより、先生たちが共に考え、意見を交流しあう時間が増え、充実したものとなった。今後の保育の在り方について考えていくきっかけにもなった」とのコメントがありました。

みづまろキッズプラン策定 みづまろキッズプラン策定2

 カンファレンス後の参加者の感想を紹介します。(小学校教職員)

*子どもの活動の様子を映像に残していることが非常に良い。30人ほどの子どもを一人ひとり活動中に見取ることは難しいので、映像を後で見られるのは有効。
*今回のような幼稚園での活動を、小学校の生活科につなげていきたい。
*子どもたちがこのような経験(じっくりモノや現象に向き合う、子どもなりに考える)をしてきていることを小学校は理解し、意識して授業づくりを行っていかなければならないと感じた。
*幼児教育では、子どもを長期的なスパンで見取ることができる強みがある。小学校では、たった2時間の授業だけで見取り、評価することが求められる。本当にこのような評価方法が適切なのか。小学校でも、幼児教育のようにもっと長期のスパンで見取る方法を考えたい。
*子どもの試行錯誤を重ねる姿があり、これこそまさに科学的な探究活動だと感じた。知っているものやことを駆使して課題達成に向かう素晴らしさを感じるとともに、教科教育の理科における探究の域をも超えていると思った。
*小学校の「かがく遊び」も単発的に行ったり与えられたプログラムのみで行ったりではなく、2回目以降の発展は子どもとともに創っていく必要性を感じた。

氷あそび みづまろキッズプラン策定3

 参加者の感想にもありましたが、小学校では評価について検討することが大切と考えます。評価をどこまでする必要があるのか、しなくてはならないのか、そしてその具体的な方法。
 数値で表すと、教師がそれに捉われてしまう可能性もあり、そのために子どもの多様な活動を柔軟に見取ることができなくなるのではないかという懸念もあります。

 幼児教育では、子ども自身が「問い」をたてて活動している姿が見られますが、小学校の教科教育では、多くの活動において「問いかけ」をしているのは教師であり「答える」のは子ども。
 けれども、今後求められていくのは、子どもが自らの内なる問いかけに導かれて学ぶというスタイルではないでしょうか。この点においても、就学前の保育、幼児教育に学ぶところは大きいと思います。

  (中村りか)

 

 

          
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