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秋の空は移ろいやすいもので、空を見上げると夏空とは異なる雲が浮かんでいます。
うろこ雲、ひつじ雲、おぼろ雲、いわし雲、しらす雲……。
その形状により様々な名称があり、あらためて自然に係わっても日本語の豊かさを思います。
10月17日(火)の午後に「三島地区教育委員協議会合同研修会」が開催され、大阪市立大和川中学校へ視察に行きました。
大和川中学校は、近年、大阪市中学校情報教育の先進的な役割を担ってこられ、ICT機器(PC、プロジェクター、デジタルカメラ等)による授業をはじめその効果的な活用が注目されています。
当日は授業参観後、校長先生による「ICT教育及び大和川中学校の取組」についてのご講演がありました。
教職員が率先して授業に使用する動画を作成されていること、生徒自らによる動画も作成され、YouTubeに登録すれば家庭からも視聴できること等が紹介されました。下の写真は生徒による料理の手順を説明した動画です。
また、ICT教育以外にも、今年度からの新たな取組として国語、数学、英語を習熟度別学習の形態として取り組んでいることも紹介されました。
学ぶ力の育成という観点からの取組ですが、これによって格段に教職員間のコミュニケーションの機会が増えたとのこと。
その他、働き方改革の一助として校務支援システムの具体的活用についてもお話があり、本町にとっても大いに参考になりました。
本研修を通して、他市の教育委員の方々との交流がはかられ、教育状況の一端を知ることができたことも成果の一つです。
大和川中学校の校長先生、教頭先生には、あたたかく丁寧にご対応いただきました。
また、本研修を企画・実施いただいた吹田市教育委員会の事務局の方々にもお礼を申し上げます。
たいへん有意義な研修に参加させていただき、誠にありがとうございました。
さて、冒頭に雲の写真をあげましたが、日常に追われ、何日も空を見上げぬまま過ごしているなあとあらためて思いました。
たまには立ち止まって雲の流れに目をこらしたいもの。
せめて、秋の好日くらいは。
(中村りか)