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学校運営においてのキーパーソンは、いわずもがなの管理職。
自らのビジョンを示しつつも、職員とともに「どんな学校にしたいか」目標を共に創り、理念を共有していただきたい。
教職員間のコミュニケーションの活性化は組織文化の改善につながります。
令和3年度から3年間かけて取り組んだ「みづまろキッズプラン」。
次年度以降さらに充実させるべく、管理職対象に研修を実施しました。
(2月27日 教頭対象 3月7日 校長対象 講師は大阪大谷大学 小谷卓也 教授)
参加者の感想から抜粋して紹介します。
*出来上がったプランを目にして、いよいよここから始まりだと感じています。策定委員の方々に感謝いたします。
*総合的な学習の時間の評価についても、これまでの評価とは違う基準や見方が必要だと感じています。教科学習と違い、点数化されないからこそ、子どもの活動の見取りをじっくり行うことの意味やそこから何を見取るのか、どんな力をつけたいのかといった大きなゴールを持つことや教員が意識することの重要性を感じています。
*教科を通した学びということを考えた時、教科学習によって得られる知識といわゆる教科固有の見方・考え方という二つが浮かびます。知識といえば容易に答えられそうですが、教科固有のものの見方・考え方とは何かと問われた時に、各教科すべてを明確に答えられるのか?とも思います。
*小谷教授から「科学遊びは、子どもが自分で考えをもつ為の『学習の1つ』と捉えること」「子どもが自分なりの考えをもつ練習の機会」と説明いただいた。子どもたちが試行錯誤し、自分なりの考えをもつ時間・機会の保障だと捉えることについて納得ができた。
みづまろキッズを育むためには、各校園所の教職員間で共通認識を図るだけではなく、家庭や地域との共有も大切。
本プランに基づく保育・教育活動の取組を、公開保育や公開授業等を通して保護者や地域住民の方々とも共有していくとともに、協働して子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
(中村りか)