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PFAS(ピーファス)とは有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称であり、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの代表的なものとして、PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)があり(注1)、PFOSは2010年に、PFOAは2021年に製造・輸入が禁止されています。分解されにくい性質があるため、今も環境中に残っていますが、少しずつ減っています。
(注1)PFOS:ペルフルオロオクタンスルホン酸
PFOA:ペルフルオロオクタン酸
各国・各機関である程度の知見が集積されつつあるものの、現時点において、発がん性等の毒性について国際的に統一された評価値はなく、現在、PFASの健康への影響について調査や研究が進められています。
なお、飲料水による個人の健康被害は国内で確認されていません。
また、体に入っても、自然に排泄されて徐々に減っていきます。
令和2年4月1日から、水道水中のPFOS及びPFOAは、国の水質管理目標設定項目(暫定目標値:PFOSとPFOAの合算で50ng/L以下)に設定されました。(注2)
本町でもPFOS及びPFOAの測定を実施しており、すべての測定結果において暫定目標値を下回っており、安全性を確保しております。安心してご飲用ください。
今後とも、町民のみなさまに安全安心な水道水を供給できるように、水質監視に努めてまいります。
(注2)50ng/Lとは、水道水1リットル中に10億分の50グラム含まれていることです。
体重50キロの人が、毎日2リットル、一生飲み続けても、健康への悪影響が生じないと考えら
れるレベル。
食品の安全性を科学的に評価する国の機関である食品安全委員会は、「通常の一般的な食生活では、著しい健康影響が生じる状況にないと評価しています。(環境省ホームページより)