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感染症や災害に備えて、食料品・医薬品などの日用品を準備しておきましょう
感染症や災害に備えて、各ご家庭で食料品や医薬品などの日用品を事前に準備しておくと安心です。
- ご自身で感染を確認し、自宅療養できるよう、検査キットや解熱鎮痛薬をあらかじめ購入しておきましょう
- 買い物が困難な時のために食料品や日用品などが不足しないよう、必要なものを確認して備蓄しておくと安心です
- そのほか、親族や知人の支援(差し入れ・買物代行)が受けられるか、ネットスーパー等の宅配サービスの利用方法などを事前に確認しておくこともおすすめします
備えておきたい食料品や日用品の事例
体調不良やライフライン(水道、ガス、電気など)の不具合により、「いつもの食事」を用意することが困難になる場合があります。
- 開封するだけで食べられる食品(缶詰・ゼリー)
- 加熱するだけで調理できる食品(冷凍食品・レトルト食品)
- お湯を入れるだけで食べられる食品(フリーズドライ食品・カップ麺)
これらの手軽に食べられる食品も一定数備蓄しておくと安心です。
一般家庭では1人1週間分、要配慮者(高齢者、乳児、妊産授乳婦、食物アレルギーや慢性疾患がある人など)は2週間分の食料備蓄が理想です。
こちらの物品例を参考に、日ごろの備えを見直してみましょう。
食料品
飲料水
飲むための水は、1人1日あたり1リットル。
調理等に使用する水を含めると、1人1日あたり3リットル程度あれば安心です。
(4人家族の場合)3リットル×4人×1週間(7日間)=84リットル
主食になるもの(エネルギーの確保)
災害発生直後を乗り切るパワーが必要なときや下痢や消化不良を起こしたときは、体調に合わせエネルギー確保を目的とした栄養補給を最優先します。
- 米類(精米、レトルトご飯、レトルトおかゆ)
- パン(長期保存が可能なパンの缶詰)
- 乾麺(パスタ、うどん、カップめん)
- その他(シリアル、ゼリー飲料 など)
おかずになるもの(体力・健康を維持)
災害用の備蓄は炭水化物が多く、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物せんいが不足するなど、栄養が偏りがちです。
これまでの災害から、避難生活が長期化すると、ストレスと栄養バランスが偏ることで体調をくずしたり便秘になる人が多く、高血圧や糖尿病などの病気も進行しやすくなることがわかっています。
被災時に体力と健康を維持するために、備蓄食品の栄養バランスを考えることも大切です。
たんぱく質がとれる食品
- 肉・魚・大豆の缶詰(ツナ、サバ、サンマ、やきとり など)
- レトルト食品(牛丼の具、ミートソース、カレー)
- 乾物(大豆、高野豆腐)
- その他(プロテイン強化食品 など)
ロングライフ牛乳やチーズは、たんぱく質とカルシウムが豊富で長期保存が可能です。
食物せんいやビタミン、ミネラルがとれる食品
- 日持ちする野菜(玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、冷凍野菜)
- 野菜の缶詰(トマト、コーン)
- 野菜ジュース
- 乾物(切干大根、乾燥わかめ、ひじき、のり、ごま、ドライフルーツ など)
その他 お気に入りのものを非常食にする
調理がいらない便利な食品は、日頃から口に合う好みのもの、お気に入りのものを見つけてストックしておくと、楽しみながら非常時の対策をすることができます。
- カレー、パスタソース、どんぶりの具など、温めるだけでおかずになるレトルト食品や冷凍食品は、多種多様なものが市販されています
- 赤ちゃんがいる家庭では、ミルクやベビーフードを用意
- 高齢者や嚙みにくさ・飲み込みにくさがある人には、ユニバーサルフードなどを平時に試しておき、口に合うものを用意
- ようかんやチョコレートのような菓子や果物の缶詰など、甘いものは被災時のストレス緩和につながります
- カルシウムや鉄分など不足しがちな栄養成分を強化した食品・菓子もあります
日用品・医薬品など
医薬品
体温計、保冷剤
薬(処方されている薬、解熱鎮痛薬など常備している薬)
市販の抗原検査キット(「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表示)
感染防止用品
マスク、使い捨て手袋
消毒液(消毒用アルコール、次亜塩素酸ナトリウム製剤)
衛生用品
ゴミ袋、洗剤、石けん
歯ブラシなどの口腔衛生用品
ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ペーパータオル、ウェットティッシュ
携帯トイレ、生理用品・紙おむつも必要に応じて
その他の日用品
- 紙皿・紙コップ、箸、スプーン
- 食品用ラップ、耐熱性ポリ袋(高密度ポリエチレン製)
- カセットコンロ、カセットガスボンベ(6から9本程度)
耐熱性ポリ袋を活用したパッククッキング
ポリ袋に材料を入れて、湯せんするだけの簡単な調理方法をこちらのページでお知らせしています。
島本町ホームページ:「ポリ袋で調理できるパッククッキング『災害時にも役立ちます』」
備蓄には「ローリングストック法」がおすすめ
ふだんから食品や日用品を少し多めに買い足しておき、消費期限が近いものから使い、使った分を買い足すことで、常に一定の備蓄がされている状態を保つ「ローリングストック法」をおすすめします。(くわしくは、農林水産省ホームページを参照)