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「マンモグラフィ」と「高濃度乳房」についてのQ&A

ページID:006580 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

町では、マンモグラフィ(乳房エックス線撮影)を導入した乳がん検診を実施しています。

「マンモグラフィ」についてのQ&A

マンモグラフィとは何ですか。

乳房のエックス線撮影のことを「マンモグラフィ」と呼びます。
乳房は比較的やわらかい組織でできているため、専用の装置やフィルムを使って撮影します。

何がわかりますか。

乳房にできる病気にはいろいろあり、良性のものもあれば、悪性の場合もあります。多くの病気は、マンモグラフィで見つけることができます。また、体の外側からの診察ではわからない病気を見つけることもできます。

どのように撮影しますか。

通常は撮影装置の前に立って、乳房を片側ずつ台の上に乗せ、角度を変え、乳房を挟んで撮影します。
早期の乳がんを見逃さないためには、できるだけ乳房の全体を撮影することが重要であり、撮影技師がみなさんの乳房に触れる必要があります。

乳房を挟むのは痛くないですか。

痛みを覚えるかたもいますが、良い検査をするためには、乳房を挟んでなるべく均等に圧迫して撮影することが重要です。

「高濃度乳房」についてのQ&A

高濃度乳房とは何ですか。

高濃度乳房とは、乳房の中の乳腺が多く、マンモグラフィで乳房が白く映るタイプの乳房のことです。乳房は主に乳腺と脂肪からできていて、この割合は個人によって差があります。
マンモグラフィでは、乳腺が白く脂肪が黒く映ります。乳がんなどの乳房の病気は白く映ることが多く、高濃度乳房では白い乳腺の陰に病気が隠れることがあり、がんが見つかりにくいと考えられいます。

日本人における高濃度乳房の割合はどのくらいですか。

高濃度乳房の割合は、年齢によって変わりますが、40歳以上の約4割と推測されます。

乳房の構成は、年齢によって変わらないのでしょうか。

加齢と共に乳腺は減少し、乳房の濃度は低下することから、年齢が高いほど高濃度乳房の割合が低くなることがわかっています。
また、授乳をしたことのない人や、女性ホルモン補充療法を受けている人は、高濃度乳房になりやすい傾向にあります。
なお、乳房の大きさそのものと乳房の構成は関係ありません。

もし高濃度乳房であったらどうしたらよいでしょうか。高濃度乳房は、放置すると乳がんになるのでしょうか。

高濃度乳房があるからといって、追加で検査を受けるなどの特別な対応が必要となるわけではありません。また、高濃度乳房であるからといって、将来必ずがんになるわけではありません。
高濃度乳房であるかどうかにかかわらず、定期的にご自身の乳房の変化を確認し、何かあれば医師に相談することや健診を定期的に受診することが大切です。

高濃度乳房では乳房超音波検査でがんが多く見つかると聞きました。住民検診でマンモグラフィに加えて乳房超音波検査をなぜやらないのでしょうか。

乳がん検診で、マンモグラフィに加えて乳房超音波検査を行うことによって死亡率が減少するかどうかについての科学的根拠や受診者の不利益について、明らかとなっていないためです。
なお、高濃度乳房は病気ではないため、追加の検査として乳房超音波検査を希望する場合、保険診療は受けられません。

高濃度乳房の場合、マンモグラフィではがんは全く見つからないのでしょうか。

高濃度乳房の場合は、他の乳房構成の場合と比べると、がんがあってもマンモグラフィで発見されない可能性が高くなります。ただし、がんがまったく検出できないということではありません。
マンモグラフィで、すべての乳がんが見つかるわけではありませんが、このことは高濃度乳房だけでなく、どの乳房の構成でもあてはまります。

マンモグラフィ検診で異常がないと言われたのですが、しこりを感じるようになりました。どうすればよいのでしょうか。

マンモグラフィで精密検査の必要が無いと言われた場合でも、しこりなど気になる症状がある場合には、高濃度乳房であるか否かに関わらず、すみやかに医療機関で診療を受けることが重要です。

住民検診において、検診受診者に乳房の構成を一律に知らせていないのは、なぜでしょうか。

高濃度乳房は乳房の構成を表す言葉であり、病気ではないため、原則として検査や治療の必要はありません。また、乳房の構成を知らせたとしても、現在高濃度乳房の人に対してお薦めできる検査方法はありません。
全国で一律に乳房の構成を知らせるかどうかについては、受診者の不利益を考慮した上で、今後検討していく必要があります。
島本町の個別乳がん検診においては、必要な方には高濃度乳房のかたへ健診結果にてお知らせしております。

乳房の構成を通知することの利益(メリット)、不利益(デメリット)を教えてください。

利益(メリット)としては、例えば自身の乳房に対する意識が高まり、変化があった場合には医療機関を受診するなどの適切な行動をとるようになることや、がん検診を定期的に受診する動機が高まることがあげられています。
一方、不利益(デメリット)としては、がんではないかたが過度な心配をして精神的負担が生じることや、不必要な検査を受けることが考えられます。

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