本文
マダニによる感染症に注意しましょう
例年、野山でマダニに咬まれて、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱、などの病気になった例が全国的に報告されています。
大阪府内においても、平成29年・30年にマダニに咬まれSFTSを発症した方が報告され、日本紅斑熱は令和元年にも8人の報告がありました。
マダニに咬まれないために…
- 草むらなどに入るときは、長そで、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくしましょう。
(注意1)隙間からマダニが入り込まないような服装を心がけましょう(裾を長靴に入れる、靴下をズボンの上に重ねるようにして履くなど)
(注意2)靴や服の上から虫除けスプレーをかけることは効果があります - 家に入る前に上着や作業着などを脱ぎ、マダニなどを家に持ち込まないようにしましょう。
- 草むらから帰った後は、すぐに入浴し、体にマダニがついていないか確認しましょう。
マダニについて
野外にいる吸血性の大きなダニ(1から4ミリメートル)です。野山や公園の草むら、畑、あぜ道などにも生息しています。春から秋(3から11月)にかけて活動が活発になりますが、冬季も活動する種類もいます。マダニに咬まれても、痛みやかゆみなどを感じることはありません。
マダニに咬まれたら…
マダニは、皮膚に口を突っ込んで吸血するので、無理に引き抜くと先がちぎれて体内に残ります。吸血中のマダニに気づいたときは、早めに医療機関で処置してもらってください。
マダニに咬まれた後、数週間は体調の変化がないか注意し、発熱などの症状があった場合は、医療機関へ受診をお願いします(医療機関の受診の際には、マダニに咬まれたと担当医師へお伝えください)。
マダニが媒介する感染症の潜伏期間、症状
- SFTS 潜伏期間・・・6日から2週間 症状・・・発熱、消化器症状、全身倦怠感など
- 日本紅斑熱 潜伏期間・・・2日から8日 症状・・・発熱、頭痛、発疹、全身倦怠感など
- マダニ対策、今できること(国立感染症研究所ホームページ)<外部リンク>
- マダニ等による感染症に注意しましょう!(大阪府ホームページ)<外部リンク>