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フレイル予防で健康づくりに取組みましょう
フレイルって?
フレイルとは
加齢などにより、心身の機能が低下したり、社会的なつながりが弱くなった状態のことを言います。
働き盛り世代でもフレイルになることがあります。
生活が不活発になり、活動量が減ると、消費エネルギーが減ります。
消費エネルギーが減ると、食欲が落ちて、栄養状態が悪くなります。
栄養状態が悪くなると、筋力が低下します。
筋力が低下すると、活動量が減ります。
こういった悪循環により、フレイル状態に陥りやすくなります。
フレイルは放置すると、介護が必要な状態になることもあります。
しかし、適切な対策を行うことで、進行を遅らせたり健康な状態に戻ることができます。
フレイル予防の4つの柱
「運動」 体を動かしましょう!
閉じこもりがちになったり、活動量が減ると、筋力が低下していきます。
筋力が低下すると、活力もなくなり、日常生活に助けが必要になることもあります。
感染予防をしっかり行いながら、無理せず、少しずつ体を動かす機会を増やしましょう。
- こまめに立ち上がって、座っている時間を減らす。
- 家事を運動の機会にする。
- 機会を見つけて歩く。
- 筋力トレーニングを習慣にする。
- いきいき百歳体操をする。
筋肉はいくつになっても運動によって増やすことができます。筋肉を増やすためには、週1回以上の頻度で続けることが大切です。
次の資料を参考に、できることから続けましょう。
- いきいき百歳体操・かみかみ百歳体操
- Withコロナ時代に高齢者の健康二次被害をスポーツや社会参加で予防するために(PDF:2.7MB)
- 運動・スポーツ実施啓発リーフレット(ご高齢の方向け)(PDF:2.5MB)
- 運動・スポーツ実施啓発リーフレット(テレワークで座位時間が増えた方向け)(PDF:3.2MB)
「栄養」 低栄養を予防し、体力や免疫力を維持しましょう!
外に出ることが減ったり、生活が不活発になると食欲が低下します。すると、食事量が減ったり、食べる物が偏りがちになります。
とくにご高齢の方は、筋肉の材料となる動物性たんぱく質が不足しがちです。
多様な食品をとることで、自然と栄養バランスがよくなります。
次の5つを意識することから、低栄養予防を始めましょう。
- 定期的に体重を測る。
- 毎日、規則正しく3食、食べる。
- 主食、主菜、副菜を意識して食べる。
- 「さあにぎやか(に)いただく」を参考に多様な食材を食べる。
- 脱水予防のためにこまめに水分をとる。
「さあにぎやか(に)いただく」については、「多様食で老化を予防しましょう」をご覧ください。
「口腔ケア」 口の健康は全身の健康に関係します!
口の機能が低下した状態を「オーラルフレイル」と言います。
口の機能が低下すると、栄養が摂りにくくなったり、誤嚥性肺炎を起こしやすくなったりします。
口の中を清潔にしたり、口の体操をすることで、食べること、飲み込むこと、話すことがしやすくなります。
食べること、飲み込むこと、話すことを維持するために、次の4つを心がけましょう。
- 歯磨きやデンタルフロスなどで口の中を清潔にする。
- 義歯を手入れする。
- 電話などで家族や友人と話をする。
- かみかみ百歳体操をする。
「社会参加」 人と人とのつながりは大事です!
家族や地域の人との支え合いを大切にしましょう。
電話やメールでも交流すると予防につながります。
感染症対策をとりながら、できることを探してみましょう。
- 電話などで家族や友人と交流する。
- 買い物に行く。
- 感染予防しながら、地域の人と交流する。
- 趣味や運動のサークルに参加する。
いきいき百歳体操なら、運動もできて、社会参加にもなります。