ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 健康・福祉・高齢者 > 健康づくり > 健康あれこれ > 化学物質過敏症へのご理解とご配慮をお願いします

本文

化学物質過敏症へのご理解とご配慮をお願いします

ページID:015375 更新日:2023年7月13日更新 印刷ページ表示

化学物質過敏症へのご理解とご配慮をお願いします

化学物質過敏症とは

私たちの身の回りには様々な化学物質が存在します。化学物質過敏症は、建材をはじめ、家庭用品や化粧品などに含まれるさまざまな種類の微量の化学物質に過敏に反応し、アレルギー症状があらわれるといわれています。過去にある程度の量の化学物質にさらされるか、または微量の化学物質に繰り返しさらされることで発症し、いったん過敏症になると、その後ごく少量でも同系統の化学物質にさらされると過敏症状をきたす場合があります。化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが、このようにアレルギー性と中毒性の両方にまたがる疾患、あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えられています。

実際に健康影響を訴える方がいるにも関わらず、病態や発症メカニズムなど未解明な部分が多く、治療法や予防方法はよくわかっていないとされています。そのため、いつ、誰にでも突然発症するリスクがあり、はっきりと診断されるまで時間がかかったり、周囲から理解されずに苦しむ人も多い病気です。

(参考)厚生労働省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症~思いのほか身近な環境問題~」

主な症状

喘息、のどの痛み、皮膚炎、頭痛、動悸、めまい、吐き気、全身の倦怠感、不眠、便秘、筋肉痛など

どのような化学物質にどれくらいの期間さらされると症状が出るかには個人差があります。

原因物質

香料などを含む洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤、たばこなどの日用品や化粧品、殺虫剤や虫よけスプレー、農薬、接着剤や塗料、住宅建材、排気ガス、暖房等の燃焼ガス など

 

対処法

確実な治療法や予防方法が確立していないため、原因となる化学物質を避けることが、最も有効な対処法といわれています。適度な運動・食事・休養をとり、精神的なストレスを避けてよい健康状態を保つようにすることで、症状の軽減や、発症の予防につながる場合があります。

 

周囲への配慮

化学物質過敏症は誰もが発症する可能性がある一方で、診断も難しく、原因等もはっきりしないことから、周囲の方の理解を得にくい場合があり、すぐ近くにも苦しい思いをしている方がいるかもしれません。

私たち一人ひとりにできることがあります。

香りつきの洗剤や柔軟剤、香水、整髪料などを使用する場合は、過度な使用量にならないようにしましょう。

・住宅に隣接した家庭菜園や農地等で農薬や殺虫剤等を使用するときには、飛散防止に努めましょう。

・害虫、ねずみ等を駆除するときには、薬剤に頼らない駆除の方法(清掃や進入路の封鎖等)も活用しましょう。

 

関連情報

その香り、困っている人がいるかも

国民生活センター「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」 (PDF:661KB)

香りに関する啓発ポスター(5省庁) (PDF:667KB)

特定非営利活動法人化学物質過敏症支援センター<外部リンク>

厚生労働省「化学物質の安全対策サイト」<外部リンク>

 

 

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?
Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)
\みんなで大阪・関西万博を盛り上げよう/
関西万博公式ホームページ<外部リンク>