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麻しん(はしか)にご注意ください
全国各地で麻しん(はしか)の患者報告が相次いでいます。
大阪府では2024年に入り3月10日時点で2例の発生報告がありました。 大阪府外の国内においても発生が報告されています。 渡航先で麻しんに感染し日本に入国後に発症する輸入事例や、輸入事例からの感染事例が見られています。
大阪府:麻しん(はしか)について<外部リンク>
大阪府感染症情報センター:麻しん情報<外部リンク>
予防接種
定期予防接種を受けましょう
麻しん(はしか)の予防には予防接種が効果的です。麻しん(はしか)はとても感染力の強い感染症ですが、ワクチンで免疫が獲得できていればかかりません。
定期予防接種対象者でまだ接種を受けていないかたは、早めに接種を受けましょう。
<MR 麻しん(はしか)・風しん定期予防接種対象者> 第1期:1歳以上2歳未満 第2期:小学校就学前の1年間 (令和5年度は平成29年4月2日から平成30年4月1日までに生まれたかた) (令和6年度は平成30年4月2日から平成31年4月1日までに生まれたかた) |
※定期予防接種の対象外で、麻しんの予防接種を2回受けていない方や、麻しんに感染したことがない方は、任意での予防接種をご検討ください。
麻しん(はしか)とは
麻しん(はしか)は、感染後に潜伏期10日から12日を経て発症します。38 ℃前後の発熱が2日から4日間続いたのち、一旦少し解熱した後に再び高熱が出て、耳の後ろ、首から額に発しんが出現し、翌日には顔面、体幹部、上腕に、2日後には四肢末端にまで広がります。発しんが全身に広がるまで、発熱(39.5 ℃以上)が3日から4日間続きます。その後、解熱し、全身状態も回復しますが、発しんは色素沈着がしばらく残ります。合併症のないかぎり7日から10 日後には回復しますが、体力等が戻って来るには1ヶ月位を要することも珍しくありません。麻しん(はしか)は感染力が強く、免疫がない場合はほぼ100%感染すると言われています。発熱する頃から、発しんが出るまでの間、強い感染力があります。学校保健安全法では、解熱した後3日を経過するまで出席停止とされています。
麻しん(はしか)の疑いがある場合
麻しん(はしか)の疑いがあるのは次の場合です。
症状(発熱、せき、鼻水、眼球結膜の充血、発しん等)があり、
1 麻しん患者と接触していた場合。
2 麻しん流行国(特にアジアの国々)への最近の渡航歴がある場合。
麻しん(はしか)の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診してください。また、受診する際は、事前に医療機関に電話し、麻しんの疑いがあることを伝え、指示に従ってください。
厚生労働省:麻しんについて<外部リンク>