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麻しん(はしか)にご注意ください
麻しん(はしか)については、現在、海外における流行が報告されており、特にベトナムをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しています。今後、更に感染事例が増加することが懸念されます。
麻しんについて(厚生労働省)<外部リンク>
麻しん(はしか)について(大阪府ホームページ)<外部リンク>
海外旅行を計画されているかたは麻しん(はしか)にご注意ください
過去に麻しん(はしか)にかかったことが明らかでない場合は、以下のことにご注意ください
海外へ行く前に注意すること
- 麻しん(はしか)の予防接種歴を母子健康手帳などで確認しましょう
- 定期接種を受けていないかたは、接種を検討してください
厚生労働省「出国前の注意事項」<外部リンク>
帰国した後に注意すること
- 帰国後2週間程度は健康状態(特に、高い熱や全身の発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状)に注意しましょう
厚生労働省「帰国後の注意事項」<外部リンク>
予防接種
定期予防接種を受けましょう
麻しん(はしか)の予防には予防接種が効果的です。麻しん(はしか)はとても感染力の強い感染症ですが、ワクチンで免疫が獲得できていればかかりません。
定期予防接種対象者でまだ接種を受けていないかたは、早めに接種を受けましょう。
<MR 麻しん(はしか)・風しん定期予防接種対象者> 第1期:1歳以上2歳未満 第2期:小学校就学前の1年間 ※令和6年度の対象者には特例措置が設けられています。 |
※定期予防接種の対象外で、麻しんの予防接種を2回受けていない方や、麻しんに感染したことがない方は、任意での予防接種をご検討ください。
麻しん(はしか)とは
麻しん(はしか)は、感染後に潜伏期10日から12日を経て発症します。38 ℃前後の発熱が2日から4日間続いたのち、一旦少し解熱した後に再び高熱が出て、耳の後ろ、首から額に発しんが出現し、翌日には顔面、体幹部、上腕に、2日後には四肢末端にまで広がります。発しんが全身に広がるまで、発熱(39.5 ℃以上)が3日から4日間続きます。その後、解熱し、全身状態も回復しますが、発しんは色素沈着がしばらく残ります。合併症のないかぎり7日から10 日後には回復しますが、体力等が戻って来るには1ヶ月位を要することも珍しくありません。麻しん(はしか)は感染力が強く、免疫がない場合はほぼ100%感染すると言われています。発熱する頃から、発しんが出るまでの間、強い感染力があります。学校保健安全法では、解熱した後3日を経過するまで出席停止とされています。
麻しん(はしか)の疑いがある場合
麻しん(はしか)の疑いがあるのは次の場合です。
症状(発熱、せき、鼻水、眼球結膜の充血、発しん等)があり、
1 麻しん患者と接触していた場合。
2 麻しん流行国(特にアジアの国々)への最近の渡航歴がある場合。
麻しん(はしか)の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診してください。また、受診する際は、事前に医療機関に電話し、麻しんの疑いがあることを伝え、指示に従ってください。