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災害時のお口の健康~口腔ケアボトルを備えよう~
災害関連死の死因 第1位は「肺炎」です
災害関連死とは、災害に直接関連した原因で死亡したのではなく、避難生活など災害による環境の変化などにより死亡することです。
災害関連死の死因の中で「肺炎」が最も多くを占め、24%と報告されています。また、そのほどんどが「誤嚥性肺炎」とされています。


なぜ災害関連死に「誤嚥性肺炎」が多いのか
誤嚥性肺炎とは、お口の中の細菌を含んだ唾液や食べ物が誤って気管から肺に入ってしまうことで起こる肺炎です。
誤嚥性肺炎は、お口や喉(のど)の機能や体力が低下した高齢者に多く発生します。
理由その1 栄養バランスがくずれている
被災直後は、食品不足や調理が困難な環境となることで、食事の栄養バランスを保つことが難しくなります。
また、災害でお口の中を損傷したり義歯(入れ歯)を紛失すると、食事をかむことが難しくなってしまい、やわらかい食べ物ばかりを食べることも栄養バランスのくずれにつながります。
栄養バランスがくずれると、体の免疫力が低下し、お口の中の細菌が増えやすくなります。

理由その2 お口のケアがむずかしい環境
十分に水を確保できない状況では、うがいや歯みがきに使用する水も制限しなくてはならないことがあります。
歯ブラシや入れ歯洗浄剤が手に入りにくい状況もあります。
お口のケアができないと、むし歯や歯茎が腫れるなど歯周病が進みます。
また、お口の「臭い」が気になるようになり、人と話すことをためらうようになるかもしれません。

「話す」ことが減ってしまうと、お口や喉(のど)の機能が低下するだけでなく、他者とのコミュニケーションが減ることで「こころの健康」を保つことが難しくなり、やがて、「からだの健康」にも影響が出ます。
理由その3 すぐに治療を受けることができない
歯の痛みやお口のトラブルがあっても、被災状況ではすぐに治療を受けることができず、痛みを何日も我慢しなければならなかったという経験者の報告があります。

- 災害によって、あご・唇・口の中にケガをしたり、歯が折れてしまった
- 避難中に入れ歯を紛失して困った
- 歯肉が腫れたり、口内炎ができた
- むし歯がひどくなった
- 差し歯が取れてしまった
はみがき・お口のケアは災害時の健康を守ります
水不足や避難所生活などで、はみがきやお口のケアが不十分になると、むし歯や歯周病といったお口のトラブルだけでなく、誤嚥性肺炎や感染症などのリスクも高まります。体力のない高齢者やこどもは特に注意が必要です。
災害時のために「今」できることを3つ紹介します
1 備える~「口腔ケアボトル」を非常用持出し袋に準備~
口腔ケアボトルは、100円ショップなどの水筒に口腔ケアグッズを入れるだけで作ることができます。
もしもに備えて、非常用持出し袋(防災バッグ)に口腔ケアボトルも準備しておきましょう。
口腔ケアボトルに入れておくと良いもの
- 歯ブラシ
- デンタルフロス(糸ようじ等)
- 歯みがき剤
- マウスウォッシュ(洗口剤)
- 歯みがきシートまたはガーゼ
- キシリトール配合のガム
義歯(入れ歯)をしている人は、義歯洗浄剤や入れ歯ケースも忘れずに。
入れ歯ケースはチャック付きビニール袋等でも一時的に代用できます。



2 治しておく~定期歯科健診でお口の健康状態をチェック~
かかりつけ歯科医をもち、定期的に歯科健診を受けていますか。
むし歯・歯周病・入れ歯の調整など、歯科健診でお口の健康状態をチェックし、必要な治療を済ませておくと安心です。

3 鍛える~お口の機能をトレーニング~
「誤嚥性肺炎」は、噛む、飲み込む、話すなどのお口の機能が低下することで起きやすい病気です。
お口の機能を高め、維持するトレーニングとして、町では「かみかみ百歳体操」をお勧めしています。

「歯の健康展」で口腔ケアボトルをプレゼント
令和8年9月13日(日曜日)ふれあいセンターで開催する「歯の健康展」で歯科健診を受けたかた(先着120人)に、口腔ケアボトルをプレゼントします。
関連情報
- 日本歯科医師会HP「災害に関する情報」<外部リンク>
- 町HP「感染症や災害に備えて、食料品・医薬品などの日用品を準備しておきましょう」
- 町HP「ポリ袋で調理できるパッククッキング『災害時にも役立ちます』」
- 町HP「『歯っぴー健診』無料歯科健診のご案内」






