新庁舎建設事業について
現在の役場庁舎は昭和47(1972)年11月に建設されたもので、耐震診断では、震度6強以上の揺れを受けた場合、倒壊または崩壊する危険性があると診断されているなど、「耐震性能の不足」「建物の老朽化」「バリアフリーへの対応」などの問題を抱えており、早急な対応が求められていました。
町では、これらの課題解決に向けて検討を重ね、基本計画の策定、基本設計、実施設計を経て、令和5年6月から新庁舎建設工事に着手し、令和7年5月7日より新庁舎棟の供用を開始しました。
今後については、旧庁舎の減築改修工事などを行い、令和8年6月に庁舎全体の運用開始を予定していますので、随時、広報誌やホームページにおいて事業の進捗をお知らせします。
新庁舎の基本理念及び基本方針
令和元(2019)年6月に策定した「島本町新庁舎建設基本計画」では、基本理念とその実現に向けて6つの基本方針を掲げています。
基本理念
命をつなぎ 夢をはぐくむ 安心して集える親しみのある庁舎
~みづ清らかで自然あふれる未来へとつながる縁~
基本方針
- 住民の生活を守る安全・安心な庁舎
- 利用しやすく人にやさしい庁舎
- 機能的で効率性に優れた庁舎
- 住民の主体性とふれあいをたいせつにする庁舎
- 将来の変化に対応できる経済的な庁舎
- 島本の恵まれた環境と調和する庁舎
基本理念・基本方針に基づいた基本設計のコンセプト
基本理念と基本方針を踏まえ、誰にとってもわかりやすく、安心して利用できる庁舎、柔軟で環境に配慮した庁舎を実現する3つのコンセプトにより基本設計を作成しました。
- 今あるものを使い経済性にも優れたECO庁舎
- 現役場庁舎の地下及び1階の一部を残して減築・改修し活用します。
- 現役場庁舎の1階の一部を住民に開かれた広場やパーゴラ、親水空間などに改修して再利用します。
- 現役場庁舎の地下部分は駐車場や会議室、倉庫などに改修して再利用します。
- 現役場庁舎の地下部分を残し、土留めとして利用することで、事業費の縮減を図ります。

(注)パーゴラ:組んだ材に蔓をはわせた日陰棚のこと。
- わかりやすく利用しやすいコンパクトな庁舎
- 1階は自動車アクセス、2階は歩行者のメインアクセスとすることで歩車分離を実現します。
- プライバシーに応じた相談室など、住民サービスの充実を図ります。
- フレキシビリティ(柔軟性・融通性)の高いオープンオフィスの執務空間とします。
- 住民利用が主となる受付窓口エリアは、1階・2階に集約します。

- 周辺環境にも配慮したサスティナブル(持続可能)な庁舎
- シンプルで自由度の高いスペース、構造体の耐久性や設備の更新しやすさなど、可変性があり次代をリードする100年庁舎を目指します。
- これからの庁舎窓口の変容や大規模災害に対応するレジリエント(適応性がある)で持続可能性の高い庁舎とします。
- 自然豊かな環境と呼応する“水と緑と花”が織りなす潤いある空間、鶴ヶ池への眺望を活かした親水空間を創出します。

(注)SDGs:2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2016年から2030年までの国際目標
新庁舎のイメージ画像
鶴ヶ池広場から見た新庁舎イメージ

外観イメージ

新庁舎建設工事のお知らせ
以下のとおり、新庁舎建設工事を実施します。工事中につきましては、何かとご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いします。
新庁舎建設工事のお知らせ (PDF:1.04MB)
<外部リンク>
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